白衣を着る人もいれば、私は制服を着ます。

軍医という仕事は、ただの職業ではありません。
それは「使命」です。時間も、集中力も、体力も、そして時には「父親としての時間」さえも奪われる覚悟が求められます。

命を託される日もあります。
極限の状況で、難しい決断を下さなければならない日もあります。
痛みや喪失を目の当たりにし、それが心に残ったまま、次の任務へ向かう日々。
傷を縫い、震える手を握り、恐怖の中で目を見つめ返す──「嵐の中の静けさ」であれるようにと。

でも、それよりも胸に刺さるのは、娘に会えない寂しさです。

電話越しに聞く小さな声。
誕生日や学芸会、「おやすみ、パパ」が直接聞けない夜。
そんな静かな戦いを、私は一人で乗り越えています。

それでも、この制服は私に教えてくれます。
「守るため」「仕えるため」「癒すため」に自分はここにいるのだと。

ビデオ通話で娘の笑顔を見るたび、笑い声を聞くたびに、
「頑張ろう」と思える自分がいます。

静かに涙を流す夜もあります。
装備のまま眠りに落ちる夜もあります。
でも、誇りを持って眠れるのです。

この人生は重い。
でも、それ以上に「愛」もまた、重くて尊い。
私は、その両方を、全力で背負って生きています。