春の風が優しく吹いたあの日

咲き誇る桜に包まれながら

僕らは少しはにかみながらも

その胸に美しい未来を描いていた



わたあめみたいな夏の雲

照りつける 太陽の下

僕らは離れぬように手を繋ぎ

笑いながら走り続けたよね



舞い落ちる落ち葉に

切なくなった秋の日

僕らは背中合わせでベンチに座り、

時が経つのも忘れるぐらい夢中で

夢を語り合ったんだ



白い雪が舞ったあの日

冷たい指先を温めながら

降り続ける雪を一緒に見上げたよね

僕は君が隣に居るだけで

心が温かかったから

ちっとも寒くなかったんだよ



些細な事で喧嘩したりしたね

泣いたり、笑ったり、怒ったり、喜んだり



いつも君は僕の隣に居てくれた

そうどんな季節も僕らは一緒だったんだ




ここから君と僕の新しい旅が始まるよ

振り返って懐かしで少し微笑んだら

それぞれの道を

前を向いて歩きだそうか?



さぁ、2人繋いでいた手を離そう


怖くないよ、大丈夫だよ


どんなに遠く離れていても

僕は君の心をいつも抱きしめているから



ずっとずっと忘れないよ

君と過ごした日々は僕の宝物


そう永遠に僕の「 宝物 」





あの日、2人語り合った夢は

夢のままではなく、

きっと叶えられるんだと

手に入れる事が出来るんだと


そう信じてるから……。





つらくなったらあの日を想いだせばいい、

それでももし、1人で歩いて行けなくなったとしたら

迷わず僕に会いにおいで、

その時は、何も言わずに

ぎゅっと抱きしめてあげるからね