今日で、手術からちょうど1年。

手術なんて、毎日病院では行われてるんやろうし、騒ぐものでもないんだろうけど、

私にとっては初めての手術。
全身麻酔かけての、
初めての手術台。

私の中では、
とても大きな出来事でした。


空腹になると、足から力が抜けるようなかんじ。
突然始まった動悸。
何なんやろ?
でも、病院行っても、症状うまく説明できんし、人間ドック受けて何かあったら出るかな〜

で受けた人間ドック。

出たーーー!


腹部エコーに映った謎の塊。

すい臓にくっついてるようにも見えるし、でもここに隙間があるから、こっちかなぁ?と。
そこからたくさんの検査を経て、

褐色細胞腫

と病名がつきました。

腎臓の上に付いてる小さな臓器。
副腎。
小さな臓器だけど、体にとても大事なホルモンを出す、
めっちゃ大事な臓器。
そこに、腫瘍が出来てました。


切るしかない、早めに。
動悸が出た時に、血圧上がって血管詰まって
危ないことになる


うわぁ〜、手術かぁ。

手術に向けて、血圧を下げる=血管を広げる為の投薬が始まりました。
もともと血圧低めの私が、血圧下げる薬を飲み、

動けなくなることも。。。

副腎に腫瘍があるうちは、血圧が高くなっている=血管が狭くなってるそう。
腫瘍を切った途端に血圧が下がり?一気に狭くなってる血管に血液が流れ込み危ないことになるらしく、
なので、血圧を下げる薬で血管を広げておき、
術後に備えるそう。

(看護関係者の方、表現が間違っていたら雰囲気で読んでいただきたく思います)

いよいよ入院。
月曜日の入院。
ママがんばってねと、涙を流しながら登校して行った子供たちのことを思い出すと、
今でも涙が出ます。

薬では先生が思うほど血管が広がっておらず、
点滴流して広げるとかで、
その処置のため術日より4日前の入院。

手術の前って
絶食なのね〜

1日半の絶食。
そこに、下剤と浣腸。

これが一番きつかった…


手術の日は、子供の世話に来てくれていた母が病院に来てくれました。
術着に着替えてトボトボ歩いて向かう手術室。
その時、なんだか涙出るから、
母の顔は見れませんでした。

きっと、母も同じだったと思います。

手術室に入り、
うわぁ〜ドラマと一緒や!と思ったのも一瞬。
怖くなり、
やっぱり手術やめるー
と言いたくなる雰囲気。

背中に管みたいな麻酔をし、
そこからは、記憶がなく。

倉内さん!倉内さん!終わったよ!
と。


集中治療室へ連れて行かれ、
あちこちから点滴の針が入ってることに
気がつきました。
そして、

声出ない。

人工呼吸器入れてたから。


病室に戻ってからは、
とにかく早く動くようにと言われていたので、
動いて動いて。
2ヶ月後に控えてるママブラスの演奏会で
トランペット吹きたいし、
ソロもらってるし、それ絶対吹きたいし。
早めに回復して練習行きたいし。
(練習に参加できたのは、術後3週間たった頃)

ゴールデンウィーク、たまの休日には子供と遊びたいだろうに、
車3時間運転して弟がお見舞いに来てくれました。
弟の顔見るなり、

号泣したーー

弟が帰ってからも、
ありがとうとライン送りながら、
まだ泣いてました(笑)


そこから、
退院後、
動悸が出ることも、
足に力が入らないような症状も
なくなりましたー!
足に力が入らないような、力が抜けてくような症状は、
どうやら病気で糖の数値が高くなっていたからっぽい。
でも、その症状、数年前から感じてたし、

じゃあ、いつから腫瘍できてたんやろ。
大きさとしては2.5センチくらいの腫瘍だったし、先生も一年くらいでできたものじゃないと思うよって言われてたし、
2〜3年くらい前から腫瘍でき始めてたのかな。


褐色細胞腫は、
とった腫瘍を検査しても、
100%良性とは言い切れないそう。
細かくて良性か悪性か見分けがつかないものがあるらしくて。

なので、永遠に通院で検査。


次腫瘍ができた時は、
それは転移ってことやからと言われてるので、
体調がおかしいと、
また腫瘍かも

と、不安になってしまいます。

腫瘍だけ取ることは難しかったので、
副腎ごと取りました。
大事な臓器の1つである副腎。
幸い、左右1つずつあり、
1つあれば2つの時と変わらず生きていけるそうなので、
何気なく暮らしていますが、

これまた体調おかしいと、
副腎が1つないからかも…
とも思ってしまう。

副腎をとった後
とかでヤフー検索してみようと何度かしましたが、
見てるといいこと書かれてないし、
吐き気をもよおすので、

検索やめました。


これからの私の人生から、
再発と、副腎が1つしかないことをへの不安は
なくならない。
だからこそ、
いつ再発してもいいように、
やりたいことは、今のうちにやっていきたい!
アロマも、トランペットも、語学も、旅行も。
子育ても。

少し、グロテスクな写真になりますが、
私のとった副腎&腫瘍の写真です。
腫瘍を真ん中で半分に割ったもののようです。