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大切な人が
肉片と化した


映画「皆殺しのバラッド ーメキシコ麻薬戦争の光と闇」

メキシコ
麻薬戦争の現実を知りたくて、
ほとんど前情報なしに対峙した。


殺戮を扱った
「アクト・オブ・キリング」
とはまた違ったドキュメンタリー。



この映画は

警察官と
ミュージシャンの
二つの立場から映している。



滑稽に映ったのは、

新興ギャングたちの墓。



何もなかった土地に、
整然と建っていった
色とりどりの”建物”。

それは石碑ではなく、
ちょっとした小屋。
扉も窓も壁もある建物。

看板があって
自慢の車や銃とともに
本人の写真が写ってる。

センスのカケラもない。

ここに来て、故人を悼むなんて
そんな気持ちになるだろうか。

死してなお、自己顕示。


左官工の
丹念な仕事ぶりがなんとも残酷。


麻薬によって生まれる”富”。
死んだあとに残る立派な墓は、
生を謳歌した証だろうか。



腐ってると思った。

若者に浸透している音楽
ナルコ・コリード。

憧れを抱く対象が
ギャング
だなんて。


歌詞がどうだろうと、
音に罪はない。

でも
音楽が
残虐な思想の形成に利用されているのは、
許せない、というか。

あんなに直接的に
人殺しを歌っているのに。

まさに「皆殺しのバラッド」。