『イノベーションの作法‐リーダーに学ぶ革新の人間学-』

野中 郁次郎 勝美 明 著


『国家の品格』

藤原 正彦 著

こ


ここ

ちょっと、遅いけど国家の品格も

同時に読んだので 絡めて書きたい。



「・・の作法」では

今まで推奨されてきた、分析的なマネジメント手法から

情緒や直感を大切にしたマネジメントがイノベーションには必要!

というようなことが

幾つかのプロジェクトの事例をあげて書かれている。


確かに、論理や分析を中心としてきた

マネジメント手法やプロジェクトの流れに、

どうなんかな~??

という気持ちも少しあった私的にはうれしい論文です。


客観性と直感性のバランスが大切です!


そして、イノベーションを先導するリーダーには

『真・善・美の価値基準』が明確で、確固たるものがある

ということ・・。、

たしかに、自分は何をなすのか!

何のために生まれてきたのか! 

それを持っている人は強いですね。


自分の周りの、そんな人間を見ても感じます。


で、

その価値観、判断基準を明確にするためには

自分の中の 『美意識』を育てることと無縁ではない

と私は思う。


国家の品格でも

論理よりも情緒を大切に!!

という主張がある。

著書の中では

武士道精神の復活を訴えていて、

武士道のもつ 義・勇・仁・などなどの

素晴らしさを語っている。

確かに武士道精神、日本独特の精神は

今、世界的にも必要なのでは・・。と思える。


欧米の宗教のように

日本人には武士道精神・日本独特の躾

が道徳心としてあった。


その根底には、日本の文化があって

もののあわれ なつかしさ

自然への畏怖心 

自然への繊細な感受性

などなど 

日本的美意識に基ずくものがあったとおもう。


自分の価値基準、

何が真か

何が正しいか

何が美しいか
を固めるにはいろいろな体験が必要だろうし、

素敵なものや、素敵な人に沢山触れることが必要なんだろう・・。


世界にも誇れる日本人の美意識

再考しつつ、個人的にも深めていきたい。