私はごく普通の一般家庭で育ちました。
私の母は母が学生の時に父、つまり私の祖父が亡くなり、それから私の祖母と二人で暮らしていました。生活が苦しいせいか祖母は母に当たります。母にとってそれが家庭のすべてです。
私は母と違います。趣味嗜好、考え方、時代や経済の流れ…
母は決まって怒るときは直接言いません。小言のように小さくずっと私に繰り返して言います。私が生きる世界は家庭の中だけではない、しかし私はその母の小言が聞こえると自己嫌悪に陥り何る手がつきません。今これを書いている瞬間にでさえ涙がこぼれます。小言が始まる度、私は必ず死を連想します。以前思いつめたとき自殺も考えたからです。今では反射のように死を考えるようになりました。
私の世界は母との関係だけじゃない、そうわかっているはずなのに手が震え、呼吸は荒く内臓はしびれていく。
私の何気ない一言に母は反応し小言を始める。もう嫌なんです。母の機嫌を損ねた、それだけで人生すら投げ出そうとする自分が。思い出すたび呼吸が荒くなり倒れる自分が。
悲愴感しかない。
ここから抜け出したい。