ちまちまゲームプレイ日記

ちまちまゲームプレイ日記

主に音ゲーやRPGのプレイ日記を書いてます。
記憶力の悪い自分のために(笑)
そしてちょこっとでも購入の参考になればなーと思います*\(^o^)/*

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私は看護師になり、その日は入職1日目だった。
同期は30人ほどいて、初日から師長との面接となぜか学会に出席。学会終了後に今後どんな看護師になりたいか、どんな看護をしていきたいかを書いて師長に提出しろとのこと。


次の日、普通に日勤業務を終えたら師長から呼び出された。

「あなたは明日からもう来なくていい」

表情も変えずに淡々とそう告げられて、私は何を言われたか理解できなかった。

「は?どういう…」
「だから、明日からはもう来なくていいと言っているの」

何を聞いても師長はそれしか言わず、詳細な理由など一つもわからなかった。


突然すぎて頭が追いつかなかったが、体だけは自分の荷物をまとめたりしていて、無意識に動いていた。

帰り道に、同じ科のA子と会った。
見ると、彼女と大荷物を抱えて目を赤く腫らして立っていた。

「もしかしてあなたも師長に…?」

恐る恐る聞くと、力なくA子は頷き涙を零した。

「わけがわからない。私が何をしたっていうの…」

泣きじゃくるA子を慰めながら、私もようやく頭が回ってきたようで、なぜこのような事態に陥ったのか考え始めた。

提出した資料の内容が悪かったんだろうか。

仕事中に何かまずいことをしたのだろうか。

思い当たる節はなかったが、自分が分からなくても他人には目につく行動があったのかもしれない。
だとしても、注意も叱責もなくただ「明日から来なくていい」と言われるのはおかしい。


そう考えているうちに、ようやくA子が泣き止んだ。
2人で歩きながらこの状況について話した。


結局、A子も自分と同じように、ただ師長から同じことを言われただけだということがわかり、手がかりはなかった。



考えても仕方ない。
他の就職先を探すしかない。とりあえず行動を起こさねば。

そう考えていたが、A子に止められた。

「私は納得できない。理由を知るまでは何も新しいことをしたくない」

A子は言った。
退職の理由はもう知ることはできないのではないか、私はそう感じていたが、A子は明日から病院の上層部に行って話を聞こうとしている。
仲間同士、協力したほうがいいかな。
私はA子と行動を共にすることにした。それに、A子を放っておくと良くないことが起こる気がした。泣いて晴れた目は今はその奥に怒りと憎悪を湛えている。

復讐する気なんだ。そう思った。

A子と別れ、自宅に戻ると手紙が届いていた。

内容は、奨学金として貸した分を明日までに全額返済しろというものだった。

忘れていた。あの病院で働くことで借りたお金は月々の給料から天引きされることで、借りた年数働けば返済できることになっていた。

病院を去った今、全額一括返済の義務が発生したということだ。
とてもじゃないが、1日でどうこうできる金額ではない。
だいたい、1日で返済というのはおかしい。


この手紙を読んだあと、一気に焦りと苛立ちが沸き起こった。
やはり退職させられた理由を聞かねば。そしてそれがよほどの理由でない限り、勤務できるようにしてもらわねば…。



次の日、A子と夕方に待ち合わせ、病院へ向かった。
1日ぶりに来る病院は昨日とはまるで違うように感じた。まるで私にここから先には入るなと言っているような、ここは私が来るべき場所ではないと言っているような、そんな威圧感があった。

A子も同じように感じているらしく、敷地に入る一歩手前で立ち止まった。



まずはもう一度師長に会おう。そう思い、病棟へ向かった。夕方には病棟で勉強会を行っており、昨日一緒に入職した30人ほどの同期と、他の看護師、そして師長がいた。

私とA子はなんとなくこそこそと、ドアの外から中の様子を覗いていた。
これが終わってみんなが出て行ったら師長のところへ行こう。
そう2人で決め、勉強会が終わるのを待った。


数時間後、ようやく勉強会が終わりぞろぞろと人が部屋から出てくる。

顔を見ると、昨日一緒に入職した同期たち。皆明るい表情だった。私はこんな目にあっているのに、なぜお前らは笑顔なんだ。殴りかかりたいような衝動に駆られるが、なんとか自分を抑えた。

ぞろぞろと出てくる人の中に、ひときわ大きな声で話をしている人物がいた。
B美だ。B美はこの病院の院長の娘で、かなりの高待遇で働いているらしい、そうA子が言った。

特にB美は気にならず、師長の姿を探したが、その時、B美から衝撃的な言葉が出てきた。


「ていうか、ほんと命拾いしたわ~。あの患者が急変したの私のせいだったけど、あの2人になすりつけられたしね。しかも即退職とか!師長もすごいけど、それをすんなり受け入れた2人もすごいわ~。ほんと、弱そうなあの2人があの患者に関わっててよかったわ~」


私とA子は顔を見合わせた。
私とA子とB美は昨日同じチームで業務にあたっていたが、その中で3人が共通して関わった患者は1人だけだ。

その人が急変?容態はどうなのだろう…。いや、それよりも、B美の今の発言を聞く限り、私とA子が辞めさせられた理由はB美にある…?


「なんなの…なんなのよ!!」


A子は声を殺してそう叫び、怒りで震え、泣いていた。


「ねぇ、あいつ殺そうよ。あいつのせいなんだよ。今私たちがこうなってるのは…!」


いつの間にかA子はナイフを手にしていた。


「いやいや、待ってよ!たしかにB美のせいっぽいけど、なんの説明もしなかった師長はおかしい。どういう流れでこうなってるのか知りたいし、このことについて知る人間に話を聞いてまとめないと」

「そんな…待てない!!もうイヤ!!殺したい!!」


A子が叫んだ。

その時、窓ガラスが一斉に割れた。
耳をつんざくガラスが割れる音と悲鳴。反射的に瞑った目を開くと、そこには警察の機動隊がいた。

近くにいた職員を手当たり次第に銃で殺している。中には槍のようなもので殺されている人もいる。

8人くらいだろうか。何かを探すように歩きながら、人を殺している。どうやら誰かを探しているようだ。


直感的に、見つかったらやばい。そう感じて、涙を流して腰を抜かしているA子を引っ張って給湯室のような部屋の棚の後ろに隠れた。

A子が恐怖で震え始め、叫びそうになっていたので慌てて口を抑えた。


「わかんないけど、見つかったら殺される!今は大人しくしないと!」


小声でA子にそう言った。A子は大量に涙を流して子どものようにこくこくと頷いた。私の手にA子の涙がたくさん付いたが、感覚もわからないほど私の手は冷え切って震えていた。頭は冷静なのに、体は恐怖で震えていた。



「きゃっ!!」


短い叫び声が私たちがいる給湯室の前で聞こえ、その声を上げた人物は床に倒れこんだらしい。その先には機動隊の人が槍を持って歩いてくる。床に倒れこんだ人物は、血だらけだが逃げようと必死に床を這っている。

再び悲鳴が聞こえ、どうやら刺されたらしい。
だがまだ死んでおらず、機動隊の人に命乞いを始めた。


「お…お願い!!なんでもする!!なんでもするから!!おねがいぃぃ」


声の主はB美だった。
あの強気なB美がこんな声を出すなんて。可哀想な気もしたが、ざまあみろと思う自分がいた。ああ、嫌だ。

命乞いをするB美に機動隊の人が何かを言った。
その瞬間、B美の声が止んだ。


殺されたんだ…。
いつの間にか私はA子の口から手を離していたが、A子はもはや叫び声も上げられないくらい恐怖で固まっていた。

というか、この部屋の前で殺されたってことは、次はこの部屋にB美を殺した機動隊の人が入ってくるのでは…。
こんな狭いところに入ってこられたら、私もA子も逃げ場所がないし勝ち目がない。

気付かれる前に殺さないと…。

私はA子の持っていたナイフを取った。


「何…」

「あの人を殺す。じゃないと私たちが殺されるよ」


A子は何か言おうとしていたが、私は聞かなかった。

部屋の入り口に近づいて、殺したB美を棒立ちで見下ろしている機動隊の人に静かに近づいた。
首には防護するものが何もついていない。首の動脈を切れば即死させられるかもしれない。

不思議と、これから人を殺すことに恐怖も罪悪感も感じなかった。ただ、ここで殺さないと自分が殺される。
まだ何も知ることができていないのに、こんなわけのわからない状況で死んでいくなんて嫌だ。


意を決してナイフを持った手を振りかぶった。

その時、奇妙な動きで機動隊の人が振りかえった。
口が動いて、何かを言っているようだったが、何も聞こえない。

首に冷たいものが当たる感覚があって、首が後ろを向いた。

顔面蒼白で口に手をあてこちらを見るA子の姿が見えた。











…という夢を見たんだ。笑


怖い夢はよく見るんですよね…。リアルなところもあればそうでもないところも。
まあ夢だから非現実的ではありましたが。

私の夢の特徴は、知ってる人が一人も出てこない、だいたいカラー、殺される、殺されかけるのが多い、ですね。

いやー
今まで絞殺、溺死、刺される、燃やされる、転落死、いろいろありました…。


夢って不思議と感覚がありますよね。
落ちる感覚とか刺される感覚とか。リアルにやられたことないのでわからないですが、痛いというよりは苦しいです。



しっかし、今回の夢は今年一番怖かった…。