忘れないために記す3
突然、水以外一切口にしなくなってから5日目
春、動物病院受信
(義祖母の葬儀が13時からだったため、10時頃病院に赴く)
即日手術
葬儀が終わり夕方病院へ行く
医師に見せられた写真が痛々しかった
切断した春の腸
かなりダメージを受けており、大部分が真っ黒に変色していた
そして、春の腸内の異物
大きな金属製のクリップが二つと、繊維状の糸の塊のようなものが数本
これらの異物が腸につまる、所謂腸閉塞を起こしていた
春に面会
そのときのようすは思い出せない…
しばらく入院して様子を見るということだった
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忘れないために記す2
2013.5.29(水)19:00 頃
春永眠
帰宅し、レイとお風呂に入る
普段は思い出さないのにこんな時だけ、天国の父と祖母に祈る
「こんなときだけ頼んでごめん。
春を助けて」
まゆこ、とマーくんが風呂の外から呼ぶ
「今、病院から電話あって
春、助からんだって」
19:30頃。病院に到着すると、診察室へ通される
診察台の上に白い箱が置いてあり、中に春が寝ていた
顔元には花がいくつか添えてある
「(わたしが)帰られてからもしばらく容体は落ち着いていましたが、急に呼吸不全に…
本当に、(わたしを)待っていたみたいでした
普段(入院中)鳴くことなどなかったんですが、さきほどは…」
春を抱く
グニャグニャで重たい
まだ温かい
手術のあとが痛々しく、そっと抱える
すでに泣きはらした目から新しい涙が溢れ続ける
春の匂いがする
きっと春は、わたしを待っていた
そして、最後の生命力を振り絞って、わたしを呼んだ
もっと大事にしてあげればよかった
ごめんね
もう、春には届かない
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忘れないために記す
2013.5.29(水)18:20
病院に到着し部屋に通されると、 春は保育器に入っていた
横たわっているが目はしっかりと開いている
細い足に幾つものチューブがつながれている
今朝から低体温をおこし、輸血を施したとのこと
腸内に少量の出血も見られる
私が医師と話していると、春が小さく「くうーくうー」と鳴いた
医師が保育器の扉を開けてくれたので直に春を触る
口を触り頭をなでキスをする
大きな黒い目でわたしを見ている
「どうしたん、頑張ろう。おうちに帰ろう」
涙が溢れる
「春ちゃんも頑張っているからどうにか元気にしてあげたいが、非常に危険な状態であることは事実です」
溢れるのは後悔ばかり
ごめんね
ごめんね
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