今日 4月4日
ヨーヨーの日・あんパンの日・オカマの日 (笑)
いとこ ちーチャンが 天女になった日
12月の暮れ
実家での 餅つきが毎年 行事のひとつだった
大黒柱を切り抜いた後の おおきな臼と杵で
賑やかに 楽しく ペッタンペッタンと 

そんな最中に
『 意識不明 』 の知らせが入った 
ウイルス性脳炎…
風邪のウイルスが体内で増殖し 脳に入り 暴れている
わたしと ちーチャンは とても仲良しだった
そして とっても 似ていた
色白でクリクリした目とやさしい口元
誰もが 『かわいい!』 と発する
※ わたし自身 思いあがっている訳でないヨ…
いとこ達はみんなスマートで長身
わたしとちーチャンの二人だけ チビで22㌢の小足
いつも 見下ろされる 二人だった
それでも
インフルエンザが流行していて
病院にも行き 薬も飲み用心深くしていたのに
どうして~
ショックだった
この時 まだ…24歳
ちーチャンのお母さん…
わたしの叔母
お姉さんのような存在だった
この時 叔母は 末期ガンに侵されていた
わたしをいつも気にかけ まめに電話をくれて
なんでも話 分かち合ってくれる 叔母だった
その叔母にとっても 最悪な試練の始まりとなった
叔母とふたりで 声だして泣いた
泣いても 祈っても
ちーチャンは目を覚まさなかった![]()
叔母が亡くなって 1年5ヶ月後
ちーチャンも頑張る事を 終わらせた
☆
あの年は 早く春がやってきて
とっても 美しい景色だった
涙の似合わない陽気だった ![]()
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ウエディングドレスのような 純白なレース飾りの棺
透けるような肌に お化粧をして
お気に入りのスプリングドレスにミュール履いて
すっごく 綺麗なちーチャン
みんなが 『 もったいない‥』 と目尻を押さえた
彼との最後のデート Xmas
を過ごした
ディズニーランドでの幸せそうなツーショット写真と
彼が折ってきた 江戸川河川敷の桜の花が![]()
胸に抱かれた
そして 最後に ‥
叔母さんから届けられた 可愛い花束![]()
生前 お花屋さんにお願いしてあったらしいのです
『 私の代わりに娘の棺に入れて‥』 と
たくさんの友達に見送られ
2年6ヶ月の植物状態から とかれ
26歳 で 逝ってしまった![]()
桜の花のように 淡く やさしく
短い時期を 一生懸命に咲き
みんなが 笑顔になり よってくる
戒名に 『 桜花 』 がつけられた
叔母さんと一緒に 眠るお墓も
以前は遊びにくると わたしの服のお下がりを
喜んでショップ袋に詰めて行った
小柄でサイズも 好きな色も 同じだったから‥
そして 今 わたしのクローゼットには
ちーチャンの 香りから
わたしの においになって 入っている
でも 大事に扱っているヨ ![]()
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逝ってしまってから 7年の歳月が流れ
ウルッとはするけれど
去年までのように 泣かなくなったよ
わたしは 負けずにしっかり やっているよ
天から 見ているから 知っているよね
だって…あたたかな視線を感じるもの
叔母さん & ちーチャン より
ちょっと上手な失敗をしながらの日々だけどね
右足歩数‥3,981歩
