九月の初旬頃、腹部超音波検査で引っかかってしまい、そこから結果が出るまで不安な毎日を送っていました。三年前に腎癌を患い、再発転移の恐怖を抱えながら日々を生きていたので、お医者様から「膵臓癌かもしれないね」と言われた時は目の前が真っ暗になりました。そこからの日々は怖くて不安でかなり辛かったです。
悪いことは続くもので、認知症の母の状態がどんどん悪くなり、落ち込んでばかりもいられず、毎日汗だくで走り回ることに。辛いなぁ、疲れたなぁの気持ちが日に日に増していきました。書くことが私から遠ざかっていくことも悲しかったです。
そんな中、私の脚本で映画を作ろうとしてくださる監督から連絡をいただいたり、映画をつくりましょうと声をかけてくださる監督もいて、すぐには立ち上がれなかったけど、その言葉がどれだけ自分を支えてくれたか。本当に有難かったです。
昨日、結果が出て、癌ではないという診断を無事にいただくことが出来ました。この一ヶ月弱、眠れない日々を過ごしていたので、やっと安心して眠れます。
それでもまた病気になるかもしれないという不安も常にあって、なのでこれからはやりたい事はすぐやろうと決めました。
今までにたくさん書いた小説や脚本を、どんな形であれちゃんと世に出してあげようと思ってます。自信がないからとか恥ずかしいからとか、いつも自分にブレーキをかけてしまうので、それをやめようと。命には限りがあるんだと改めて痛感しました。
あと家族や友達が私の為にいっぱい泣いてくれたこと、神社まで御守りをもらいにいってくれたこと、絶対に忘れません。感謝です。
有難いことに、まだ当分生きさせてもらえるみたいなので、これからもコツコツと誠実に、楽しんで、物語を書き続けたいと思ってます。
どうぞよろしくお願いいたします。