続きです*くーちゃん、トライアルへ
窓の設置が終わり、次はベランダへ。心から信頼しているわたしの大好きで大切な人、Aちゃんも一緒に手伝ってくれました。優しくて素敵な女性です。いつもたくさんたくさん、ありがとうございます。N様が結束バンドを渡してくださったり、ワイヤーネットを繋げるまで支えてくださったり、自然とそれぞれが行動し、三人の息はピッタリでした。完成です頑丈で、しっかりした柵が完成しました。時々突っ張り棒の強度や、柵の状態確認をしていただく事をお願いしました。どちらも素敵な柵ですよね。しっかり取り付ける事ができました。壊れる事なく、しっかり猫ちゃんの脱走を防いでくれる物になったらとても嬉しいです。N様のご準備・設計、とても素晴らしかったです。ありがとうございました。そして隣に見えたこちらのキャットタワー...こちらも、とても素敵ですよね。くーちゃんがここで寛いだり遊んだりする光景を想像したら、とても嬉しくて未来が楽しみになりました。くーちゃんにお別れの挨拶をして、お家を出る時。Aちゃんと二人で涙が出そうになりながらも、その場を去りました。心優しいN様と一緒です。泣く事なんかありません。必ず乗り越えられます。乗り越えた先には、幸せしか待っていません。しかし自宅に帰ってくーちゃんがいたお部屋の扉を開けた瞬間...泣いてしまいました。いつも扉の前で待っていてくれたくーちゃん。ニャーニャーニャーニャー鳴いて、ケージにスリスリして大歓迎してくれたくーちゃん。あんなに怖がって、人に甘える事ができなかった猫ちゃんが...全身を使って甘えてアピールしてくるようになった日々が、一瞬で思い出されました。2年半という歳月を一緒に過ごし、いつの日かやってくるお別れを分かっていながらもくーちゃんの存在は日常になっていたので、つい抑えきれず、涙がどんどん溢れてきたのです。泣いているわたしを見て、もらい泣きするAちゃん。Aちゃんも、くーちゃんの事が大好きでした。一緒に大切に可愛がって守ってくれて、Aちゃん、ありがとうございました。寂しいけれど、後悔や悲しみの涙ではありません。くーちゃん。保護をして我が家に来たあの日から、本当にたくさん頑張ってきたな、たくさんの慣れない事や恐怖とたたかって、人に懐いていってくれたな、愛おしい姿を見せてくれるようになったな、くーちゃんの鳴き声や仕草・行動から、わたしたち人間を好きになってくれたのが伝わってきて、人を信じて生きてきてくれて、本当にありがとう。絶対に幸せになってほしい、ずっとの家族の元で幸せに暮らしてほしい、という思いで胸がいっぱいになったのです。くーちゃん。全く新しい環境になって今不安でいっぱいかもしれないけれど、とっても優しい里親様だよ。わたしの事を少しずつ、ちゃんと忘れて。くーちゃんの頭の中がN様でいっぱいに埋め尽くされてほしい。毎日少しずつでいいから、くーちゃんのその愛おしい姿をN様に見せていってほしいです。N様は、くーちゃんの想いを必ず受け止めてくださるよ。思い切り優しく撫でてくれるからね。夕方まだ明るい時に見たまんまるお月様は、帰りは夜空に輝いていて...あまりにも綺麗で、感動して立ち止まってしまいました。そして、未来に待っているN様との幸せな日々を、くーちゃんの幸せをお祈りしました。