こんにちは。心理カウンセラーの高井なほ です。



私が主宰しているカウンセリングルーム「はるのね」では、
自己否定が強い、
アダルトチルドレン傾向や・HSP特質を持つ方々の
お悩みをお聴きしています。



投稿が久しぶりになってしまいました。

今日も、学校での教育相談で感じたことを書いてみました。

 

 

  教育相談でいちばん多いテーマ

 

教育相談の中で、ダントツに多いのが
「学校に行くのがつらい」という相談です。

なんとか頑張って来ているけれども、
朝になるとお腹や頭が痛くなる。

ようやく来ても、校門から中に入れない。

その子たちは、「学校に行きたくない」という気持ちと、
「学校には行かなくてはいけない」という考えのあいだで葛藤し、
感情の板挟みで心も体もクタクタになっています。

頭では「行かなくてはいけない」と分かっているのに、
体と心が動かない。

そんな自分を責めて、ますます苦しくなってしまう――。
そんな状態になって相談に来る子どもが多いです。

 

 

 

  子どもが「学校なんて行く必要はない」と言うとき


そんな状態に嫌気がさして、
「学校なんて行く必要はないと思う」
「勉強は分かるから、学校なんて要らない」
と口走ってしまう子もいます。

その言葉だけを聞くと、
反抗的、または反社会的などと受け取られてしまうかもしれません。

実際、学校の中には
「そういう考え方をしているなら、
別の居場所も考えた方がいいのでは」
とおっしゃる方もいます。

でも、子ども本人から話をよく聞いてみると、
とても苦しんでいるけれども、
「本当は学校に行きたい」
と言っている子どももいるのです。

学校に行けない理由も、
つい「学校なんて要らない」と言ってしまった理由も、
自分では分からない。

ただただ、このつらい気持ちをどうにかしたい…。
これがその子の本音のようでした。

 

 

 

   反抗ではなく、混乱した気持ち

 

一見、反抗的に見えるその言葉の奥には、
「本当は学校に行けないことがつらい」
「うまく説明できないから、分かってもらえない」
「自分でもどうしたらいいのか分からない」という心の痛みや、
混乱した気持ちが隠れていることが少なくありません。

どうしてこんなにつらいのか。
いっそ、学校なんてなくなってしまえばいい…そう思うからこそ、
つい口に出てしまうのでしょう。

それを「反社会的」などと思われてしまったら、
子どもはどんなに悲しいことでしょうか。

 

 

  大人にできること

 

私たち大人にできることは、
「なぜ行かないの?」と原因を問い詰めることではありません。

「そう感じるほど、つらかったんだね」
「朝、体が重くなるんだね」
「教室に入るのが怖いんだね」と、今の状態を言葉にして寄り添うこと。

原因を理解するのではなくて、
今の気持ちを理解してあげようとすることです。

その一言があるだけで、
子どもは少しだけ安心して、
本当の気持ちを話せるようになります。


たどたどしい言葉でも、
その言葉の裏にある気持ちを理解してあげること――
そして、できれば、
子どもが探せない言葉を一緒に探してあげることです。
ふさわしい言葉が見つかれば、
ああ、そうだったのか、と安心することができるのです。

 

 

  多角的に子どもを理解する


子どもの支援は、言葉だけに頼ってしまうと、
迷路に迷い込んでしまうことがあります。

言葉と表情、体の状態。
そして、身近な人に様子を聞く、など、
多角的に理解しようとする姿勢が、
子どもの心を開く鍵になります。


 

 

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