中学の時も時々ありましたが

兄はいろいろと名前が知れています

また名前が珍しくすぐにわかってしまいます

中学の時は先輩に聞かれたりしていましたが

 

進学したのは地元女子高

皆さん覚えていますか

内緒の転校で引っ越ししたのは隣町

兄の所属していた暴走族と敵対する暴走族がある町なのです

大人の世界では何も関係のないお話しですが

子供、特10代後半の世代には大いに関係する話なのです

何事もなく済むはずもなく

 

入学式の日

階段や廊下ですれ違う先輩たちの視線は感じていました

中には明らかに睨みつけてくる先輩もいました

内心、やっぱりね といった感じでしたが

中学でもおとなしくやり過ごした私は

普通に高校生活を送りたかったのです。

そんな私は、先輩たちの視線は見て見ぬふりをしていました

そんなある日とうとう呼び出されました

校舎の裏に呼び出された私

先輩は3人いました

そのころの不良の定番

くるぶしまでのスカートに茶髪にパーマ姿

兄とは違いごく普通に学生生活を送ってきた私は

見事にやられました

 

ただただ、何で私がこんな事されるのか?

兄と私は関係ないのに

そんな気持ちで悲しく悔しかったのを覚えています

そこで、わかったことが一つ

やらなきゃやられてしまう という事

スカートのすそを降ろし長くして

カバンを潰し

次の日からそれで登校しました

口の利き方から先生への態度

先輩とすれ違ったときはこちらから睨みを利かす

そんな生活が始まりました

職員室の前で学校イチ怖いとされている体育科の女教師とも

やりあいました

暴言暴力当たり前になっていきました

もちろん先輩たちとの喧嘩もありました

やられっぱなしではないと相手に思わせるようにしました

 

学校内で私の事は広まり

私を呼び出した先輩たちも次第に何もしてこなくなりました

そうこうしている間に先輩は卒業

私はあっという間に三年生になっていました

 

 

 

 

 

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