別れてから1ヶ月が経ったけど、
復縁したいとか、もう1度会いたいとか、そういうのは全く思わないんだ。強がりじゃないよ
綺麗な思い出のまま自分の中に閉じ込めておきたいの、綺麗なまま終わらせてくれてありがとう。
頬に当たる風が少し痛く感じる季節に、少し酔っていた私は寂しくて誰かと話せたら良いなくらいに思ってた。そうしたら、背の高い君がニット帽をかぶってやって来たね
初めは好きになるとか付き合うとか全く考えてなかったし、楽しく話せる散歩仲間が出来たなって思ってた
でも、話しているうちにこの人は自分を大きく見せずにありのままの弱さを見せてくれて、素直に人のことが褒められる心の綺麗な人だなって思ったよ
君は私のことを良い子すぎて自分の汚さが嫌になることもあった、と言ったけれど、君が綺麗だったから私も綺麗な自分でいられたんだよ
君は自分のことをあまりにも知らなすぎたね
初めてのデートで告白してくれた時、楽しく散歩をして良い感じの距離感でいるのもありなんじゃないかなって思った。
また始めることがすごい怖かった。また辛い思いをするのであれば初めから始めなきゃ良いって思ってたよ。
でも誠実で底なしに優しい君なら本当の自分を見せても良いかなって、弱さを見せても良いかなって、信じてみても良いかなって、また始めてみても良いかなって思えたんだよ。
お付き合いが始まってからの私は、すごく幸せだったよ。何をしても肯定してくれて、1番の味方でいてくれて、可愛いっていっぱい言ってくれて、世界で1番愛してくれていたよね
これは間違いなかったよね
そう信じても良いよね
実はね、君の前では自信のある自分を見せていたけど、私本当はすごく弱いんだ
自分に自信なんてこれっぽっちもなくて、強がって大きく見せてただけだったんだよ
こんな私知らなかったでしょ
それとも君が私を強くしてくれていたのかな
私の近所には2人の思い出が咲ってて、随分と住みにくい街になったよ。
どこかに遠出するのも楽しかったけど、お酒飲みながらの散歩とか、コンビニにアイス買いに行ったりとか、私の小さな傷に優しく薬を塗ってくれたり、小さい湯船に2人で重なり笑い合ったり、そんな些細な思い出が私の中でまだ思い浮かび、でもあの時より微かにぼやけて蘇ります。
私君に会うまで知らなかったんだよね
お家に好きな人が待ってるってだけでこんなにお家に帰るのが楽しみになること。不安で寝れない夜、君が抱きしめてくれるだけでなんだか大丈夫なのかもしれないって、安心して眠れること。おはよう、おやすみ、美味しいね、こんな些細なことを分かち合える人がいる幸せ。
言ったことなかったけど、全部君が教えてくれたんだよ。伝えれば良かったな、なんてそんなこと今思っても、君にはこれっぽっちも届かないのにね。
私たちはさ他の人からみたら、少しだらしなくて、怒られることが多い2人だったよね。
私さ、君が試験があるのに全然勉強しなくって、お金払ってるのにやっぱ明日行くの辞めて私とずっといるって言われた時、あぁなんでこんなにも自分と似てるんだろうって、同じようにこんな自分でもいても良いんだってすごい安心したし、なんかずっと一緒にいれる気がしたんだよね。普通の人なら怒って幻滅するようなことなんだろうけどさ、そんな君のダメなところでさえも全て愛おしかったよ。
2年ちょっと無駄にしてごめんね、って君は別れた後言ったね。勝手に無駄な時間にしないでよって私は思ったよ。2人で過ごした時間をそんな簡単に否定しないでよ。
2年前のあの日、公園で告白してくれた時に戻ったとしても、あの時の私よりも大きく頷くと思う、そのくらい幸せで大切な思い出だよ。
私、君と始めたことをこれっぽっちも後悔してない。終わってしまったけれど、私の全ての選択は何も間違えていなかったと今でも胸を張って言えるよ。
少し頼りない君だったから、色々なものを与えていた気がしたけど、こうして振り返ったら
与えてもらってたのは私の方だったね。
最後に、別れの理由をあなたに作らせて本当にごめんなさい。
君を悪者にしてごめん。君の未来を背負っていく覚悟出来なくてごめん。君との未来を見ることを怖いって思ってしまってごめん。
プロポーズを断ったあの日から私たちはなんだかズレていってしまった気がするね。
本当のことを言ってもあなたは、私を責めることなく受け入れてくれるって分かってた。私馬鹿だからさ、ずっと一緒に入れないって分かってたけど、ずっと一緒にいたいと思っちゃったんだよね。頑張ってずっと一緒にいれる方法を探してた。でも探せば探すほど君との未来が余計見えなくなって、苦しかった、そして楽で楽しい方に逃げた。
私なんかより君の方がもっと苦しくて辛いのににね。
でも、こんな私の選択にも君はそれで良かったんだよって肯定してくれただろうな。それが分かるくらいには君のことを知ってたつもりだよ。
だからさ、私よりもちょっとだけ幸せになるよ、君は。というより、幸せでいてくれないと私はまた君のことを心配してしまいます。
そして、せめて違う世界線では、その幸せの側で私も笑っててほしいな。
君は別れ際に自分のことを嫌いになって欲しいからか、顔に騙されていたんだよとか、酔った勢いで浮気をしてたかもしれないとか言ってたけど、そんなことする人じゃないって君よりも誰よりも私の方が知っていたよ。そんな言葉で嫌いになれたらどんなに幸せか。君の嫌いになり方を最後に教えて欲しかったよ。
本当にさようなら、愛しかった人
私、付き合う前に、恋愛第一にならない付き合いをするって言ってたのに、いつの間にか2人だけの世界で私は踊らされていたな
今となっては、その世界は私にとって、何よりも儚くて尊くて、幻想的で掴み取れなくて、でも手放したくなかったそれはそれは美しいものでした。
君はさ、よく私がいないと生きていけないって言ってたよね。実は私もさ、いつのまにか君がいない世界でどうやって生きるのか分からなくなっちゃった。君はいないのに、同じように時は過ぎてくんだよ、そんなの知らなかったよ。
ゆずの桜木町を聞いて私は溢れる涙をこぼさないように前を向いて今を生きます。
君がもう生きているかどうかさえ分からないこの世界で。
ただただ、あなたの幸せを願ってます。
さようなら、大好きだった人