私

初心にかえる

私はこの言葉が好きだ。

自分が女の子が好きだと自覚したのは

中学生だった。

１年生の時に大好きな先輩がいて、その人は３年生だった。

１年間、その人中心に世界が回っていた。

いつも、いつも、その人のことを考えていた。

でも、３月に卒業した先輩。

がんばって、その人のネームバッチを貰った卒業式の日

家に帰り、犬に話しながら、自然に涙が流れた。

すごく不思議だった。そのとき、自分は女の子が好きなんだと

自覚した。

それから、今まで４人の人に恋をした。

どれもうまくいかなかった。

告白した人もいた。

私はあなたを愛してる

そんな気持ちが私の行動には

完璧に表れてると思う。

女の子が女の子を愛あいして

その気持ちがちゃんと伝わるのは

難しいと思う。

でも、その分

いつか出会えるパートナーは

運命の人だと確信できるような気がする。

私たちは誰かに恋して

悩み、苦しみ、悲しみ、

喜び、笑い、期待し、勘違いし、

そんな中で、

自分にとって

一番の人とめぐり会うのだと思う。

女の子を好きな女の自分。

それを恨まないで、

女に生まれてきて良かった。

そう、思える日がいつか来るかも知れない。

”レズビアン”

この言葉が私はあまり好きじゃない

けど

そんなこと

どうでも良いと思える日が

私にも、誰かにも

訪れたら良いなと

今、思う。