「ニュースって不要じゃね?」とひたすら問いかけてくる一冊。
私もかれこれ10年、ニュース番組は観ないし、新聞も読んでません。
でも何も問題なし。
重要そうなニュースは嫌でも飛び込んでくるので、そういう時は見ますけど。
テレビが今のようにニュースを推すようになったのは、私の印象だと衛星中継が可能になってから。
今はもうやらなくなったけど、台風真っただ中からレポーターが中継するのとか面白かったよね。
またやってほしい。
マスコミの陰謀論的な話もあります。
人々をニュースによって不安にさせると、商品が売れるんです。
現にコロナ禍では車が売れました。
だからニュース番組では暗いニュースばっかり取り上げるらしいです。
柳原さんの歌にもありました。
「季節はめぐってニュースは暗くなった」
(ドライブ・スルーアメリカ/ミスター・ソウル ’95年2月22日発売)
レコーディングは松本サリン事件後位。その後阪神淡路の震災、
地下鉄サリン事件が起こりましたから、世情は本当に暗くなりました。
私なんか、よく皆あんな暗いニュースに毎日接して平気でいられるなと思います。
いや、多分実は平気じゃないんだと思います。
脳の一部をニュースに占拠されて、創造性、生産性、IQが下がっているじゃないかな。
私たちはいつの間にか「ニュースを見ること、知ることは重要だ」と思わされてきた。
その根本を疑ってみよう。
あなたにとってそのニュースは本当に重要ですか?
この本の作者が言っていますが、毎日ニュースに触れる必要は全くないですが、
長い文章を読むことは重要です。
新聞や雑誌の論説を読んだり、本を読むことを怠ってはいけません。