劇団ダンダンブエノ公演「いなくていいひと」の楽曲を集めたアルバム。
たまが前回出演した舞台「室温」。
そこでで知り合った近藤芳正さんに招かれ、たまの楽曲を中心とした舞台が作られました。
カバー曲が3曲ありますが、いつものたまなら絶対ありえない曲が並んでいます。
これは、ダンダンブエノの振付師・演出の井出茂太さんに要望された事によるもの。
知久 井出ちゃんが言うには、「たまがまさかこんな曲をやらないだろう、やらせて聴いてみたい」っていうので選んだっていう事だから、ま、意地悪な選曲です(笑)。
これらの選曲にたまは刺激を受けていて、たま通信には
知久「バリエーションが増える」
石川「可能性が広がったような気が」
等と前向きな発言が見られます。
でもこの発言がら1,2か月の間に解散が決まっているんですよね。
1.マエガキ
作詞作曲 記載なし
本当は5分くらいあるそうですが、収録されているのは48秒です。
舞台上で1人の女の子が躍っている所に、知久さんがそれに合わせて音を出すというシ-ンで使われました。
2.ふくろう
作曲 滝本晃司
しょぼたまの「ふくろうくん」「ふくろうさん」とおなじ。
前回イビキでしかこの曲に参加しなかった石川さんが、初めて意識的に参加しました。
3.BWV1065(4台のチェンバロのための協奏曲・イ短調)
作曲 バッハ
まさかたまがクラシックに手を出すとは。しかもバッハ。
さすがの知久さんも練習時には手がもつれ、滝本さんは頭痛が出ました。
マスターするのに3か月かかったようです。
最後にはあの忘れっぽい滝本さんも暗譜できたそうです。
知久 俺は覚えられるわけないって思ってた、譜面見ながらじゃないとできないって。でもみんな暗譜したもん、不思議なもんだね。
滝本 自分の中にも不思議な能力が発揮できた(笑)。
知久 やればできてしまうことがあるってことを、やっとこの年になって気付かされた。
石川 まさに40の手習いという感じでしたね(笑)。
4.How long has this been going on?
作曲 ジョージ・ガーシュウィン
知久さんがシーケンサーで打ち込んだものに、石川さんが自由にパーカッションを叩いています。
元と思われる音源。
原曲を探して聞いてみましたが、あまりにも違いすぎるので聴いても分かりませんでした。
ホントにこれ?
5.雨のイキモノ
作詞作曲 滝本晃司
滝本さん初めての一発録り。
たまの寂しいエンディング曲、というイメージで聴いています。
6.improvisation 15.jan.2003
即興曲。舞台上でも毎回即興でやる予定でした。
演出の井出さんに「12分を超える即興を1曲やってくれ」といわれたので
「こんな感じでどうですか」とデモをわたしたら即採用になってしまいました。
たまには再現が不可能な曲だったので、舞台上ではたまがMDに録音したものが流れました。
私これ、最後まで聴いたことがありません。
引用 たま通信 No.110