先日とあるイベントに参加しました。
展示会場には、たくさんのメーカーさんの商品ブースがあって、もちろん化粧品メーカーのブースもありました。
そこで肌診断をしてくれる、ということで参加してみることにしました。
最近は、専門の機械を当てるだけで、
皮脂量
水分量
肌のキメ
くすみ
ハリ
などがすぐに分かります。
このブースではどんな診断をするのかな?と興味本位で行ってみたのですが、
マイクロスコープで肌状態を見るだけでした。
来客者が多いから、細かい診断は難しいですよね。
マイクロスコープ。
つまり、
手で持つタイプの顕微鏡です。
まず、前腕内側の肌表面を観察します。
腕の内側というのは、正式な評価試験でもよく使用される部位です。
なぜかというと、
測定機器をあてやすい(平な面が多い)
これが一番大きな理由です。
顔は、骨のある場所・ない場所で数値が変わりますし、
面積も小さい。
測定する場所を一定にするマーキングも出来ない。
足や上腕だと、
人に見せるのを嫌がる女性が多い。
腕の外側は、紫外線の影響を受けやすい。
そして、前腕内側の肌変化と顔の肌変化に差はないという研究データもあったと思います。
なので、腕の内側を測定するのは普通ですね。
でも、違和感を感じたのが次です。
化粧をしている顔の肌を、そのまま観察したことです!!!
ファンデーションを塗布した肌と、すっぴん肌。
どれくらい見た目が違うか知ってますか??
何も塗っていない肌はこちら↓
ファンデーションを塗った肌はこちら↓
ほぼ同じ場所でも、こんなに印象が違うんです!
どう見たって、上の写真のほうがキメが整っているように見えますが、
それはファンデーションで溝が埋まってるからですね。
それに、アイシャドウ、マスカラの
目には見えないほどの小さな黒い粉体が
時間によって頬に落ちてきます。
他にも、砂埃などの汚れで黒い粉が顕微鏡で見えることがあるでしょう。
それをですね。
シミ予備軍!!
と説明されたんですね。
びっくりしました。
こんないい加減な診断をするのか?と。
マイクロスコープでお肌をみるのは初めてですか??なんて、驚く私に聞くアドバイザーに、
私は何も言えませんでした
その場では、サロンの予約を進められましたが、
もちろん予約はせずに、帰りました。
肌診断。
どんどん技術は優れていくけど、それを使うアドバイザーの教育も合わせて行わないと、
想像や思い違いの説明をしてしまいます。
私達消費者は、機械で出てくるデータ(数値)を見ると、すごい説得力あるように感じますが、
本当にあってるの?その数値??
と疑う気持ちを少し持っているくらいが、
セールストークにだまされないで良いかもしれませんね。