ハルナツ  「おい!!馬鹿神!!」

 

神     「ついにバカになったか、何だ?」

 

ハルナツ  「なんだこれは!!」

 

 

ハルナツ  「文句なしのド、ストレートな凶!じゃないか!」

 

神     「だ、か、ら、

       しかたないだろう、お前は凶の塊ってことで・・・」

 

 

とうかさんも凶、記憶の中では、厳島神社での、

文句なしの凶も、これが初めて。末吉、がついてないし。

 

これほどしっかり出されると、かえって、開き直るわ。

 

この日は6月17日、日本三大弁財天、

厳島弁財天の御開帳の日。

出発前の電車待ちで、偶然、ある女性に遭った。

というより、私が声をかけた。

なんか・・・行き先が同じに思えたので。

案の定、宮島。ただ、御開帳をご存じないので、

良ければ、今日の一押しは、大願寺だと・・・。

 

さて、フェリーに乗り込んで、

さっさと厳島神社参拝。

あの、縁起でもないおみくじはしっかり

結び付けて、いざ、大願寺。

ここで、

記念のお札や塩、もらって、

金を払うのを忘れていくところだった。

「あの~お金~~~~」

あ!!スミマセン、おみくじ凶の余韻があって、

ぼ~~~っとしていた。

 

読経が聞こえているお堂に・・・と、

え?この人、駅で一緒になった人!!

真横を見て、お互いびっくり。

これって縁ですよね~~~

 

私は鳥居の傍まで行って、ぐるっと回って

ここに来たのに、ほんの1分でも違ったら、

また一緒になることはなかった。

 

なんだか不思議で、馬鹿神の出した

凶のおみくじのショックがいっぺんに消えた。

 

厳島弁財天は琵琶を弾く姿を取らない。

撮影禁止の秘仏で、

実際見た人は知っているけれど、

武器を持つ、古代信仰の

武神。

あの剣が格好良いんだよ。

一杯手を持っていて、武器を持つ。

どうか、この窮地を脱しますよう・・・

 

さて、偶然の女性は埼玉の人だったらしい。

もしかすると、遠い遠い、どこかで

繋がっているかもしれない。

もし、生きている間に、どこかで会えたら、

 

また、「奇跡ですね」と言い合えるだろう。

 

私はこのまま帰るわけにもいかず、大聖院へ。

カンギテンさんにも会えたし・・・

帰りには、

一層、潮も引いていて、

鳥居の足元に、白い鳥が舞い降りてきた。

 

ちょっと、スピ的に撮影してみました。

 

ふと・・・負けるな・・・という声が聞こえた

ような・・・

 

やまとはくにのまほろば・・・

やまとしうるわし・・・

 

ヤマトタケルと白い鳥。

私の名前と雅号も、この歌に入ってる。

 

元気出せよ、ハルナツさん。

 

この日は、早く行ったから、朝の儀式も見たじゃないか。

 

昔、ないものねだりと言われた。

自分にはない物ばかり、人より劣っているところばかり。

結婚もできなかった。

子供も持てなかった。

どうして、この親のもとに生れたんだろうと

何度も悔やんだ。

DVのせいで、いろんな勉強もできなかった。

 

やってみたいこともたくさんあったのに。

 

でも、人は皆違うんだ。運命も。

 

海は全てに通じる、だから、私は海に願いに来る。

どこかに、私を必要としてくれる人は

きっといる。

 

偶然は必然。

 

動いてみろよ、こうやって、通じる

人に遭えるじゃないか、

 

一人じゃないって・・・

 

もともと太陽のアマテラスを守護に持つ、

太陽のように皆を元気にする、はず、だった。

 

忘れていたことを、

縁は思い出させてくれる。

 

ありがとう・・・言ってもらえる幸せと、

ありがとうが言える幸せか・・・

 

人間万事塞翁が馬、

ピンチはチャンスの元。

奇跡は起こすためにある。