「初釜(1)」の続き。
このような華々しいお飾りとお道具に囲まれ、お茶を頂きます。
まず私はお茶室でお濃茶を頂きました。
お茶菓子は、花びら餅です。
御製は控えそびれてしまいました

**********
製法は、白餅を丸く平らに延ばして赤い小豆汁で染めた菱形の薄い餅を重ね、中に甘く煮たふくさ牛蒡(ゴボウ)を白味噌の餡にのせて、半月型に仕上げたもの。
花びら餅に関しては諸説ありますが、平安時代の新年行事「歯固めの儀式」を簡略化したものが由来といわれています。齢を固めるために押し鮎などの堅いものを食べて、健康と長寿を祝う行事でした。鮎は「年魚」とも書くので年始にふさわしく、お供えに用いられたと、『土佐日記』にも記されています。
この風習が、やがて鏡餅に押し鮎、ダイコンを添えた御所鏡となったようです。そしてさらに簡略化され、宮中雑煮と呼ばれた餅の中に食品を包んだものが配られるようになります。牛蒡を押し鮎に、餅と白味噌餡を雑煮に、それぞれ見立てているのです。
花びら餅は、明治時代に裏千家十一代家元玄々斎が初釜で使うことを許可され、新年のお菓子として、全国の和菓子屋でも作られるようになりました。
**********
何が入っているか知らずに食べていましたが、甘い餡の中に塩気のあるお味で、確かに言われてみれば牛蒡のような食感のものが入っていました。
とても美味しかったです
お濃茶は、山政小山園さんの天王山です。
亭主の方がお茶を点てられると、お部屋にお茶の香りが漂い、幸せ~な気持ちに浸っておりました

今年初のお茶。とても美味しかったです。
そのあとは、立礼席でお薄を頂きました。
お茶菓子は、菓子而 藤丸さんのお干菓子です。
右上は、羽根つきの羽根を模したお菓子で、中は柑橘系の甘いお味、外はサクサクとした食感でした。
左下は、人参を使ったお菓子で、外が飴のようなものでコーティングされていました。
どちらもとても美味しかったです

昨年参加させていただいたお茶事で、藤丸さんが目の前で上生菓子を作って下さったのを思い出しました

地元九州のお菓子屋さんでもあり、今年も貴重なお席で頂くことができ、とても嬉しいです。
お薄は、「威風」というお茶です。
こちらは、昨年の炉開きの際と同じように、先輩がとてもとても貴重なお茶を持って来て下さいました。
普段手に入らない、混じり気のない、とっても貴重なお茶なのだそうです。
お味は、ものすごくまろやかで、お口に入れた瞬間はさらさらとしたかんじで、しばらくすると柔らかなお茶のお味が広がる、なんとも上品で、自然の中のお茶、という感じがしました。
美味しかったです

初釜を通し、清々しい気持ちになりました

今年は、お稽古を丁寧に積み重ねて、お点前や知識を身につけていきたいです。
