私の説得とお腹の子供のことで、うちの両親も反対はしなくなった。
相手側の反応はどうなんやろ？って思ってたら義母の態度が急変した。
結婚式は翌年の３月に予定してたけど、その頃にはお腹が凄いことになってそうやし、これからの生活のこともあるので、しない方向で考えてた。
うたの親も、今後の生活のこともあるし、あんたがそう言うんやったらナシでもかまへんって考えて。
それを元旦那が報告したら、義母に呼び出された。
義母「一生に一回のことやから絶対にやりなさい！」
「いや…私子供産まれたら当分働けなくなるしお金の事が不安で…」
義母「そんなん節約したらええやない！式したらご祝儀かってあるんやし！」
「はぁ…」
元旦那「そうやな。お母さんの言うとおりやな。」
なんだこの計画性のなさ。
不安すぎる…。
そしてこの時義母から、もう一つ提案があった。
義母「あのな！住むとこ見つけてきたんよ！当たるか分からんから早よ申し込みしておいで！」
特別優良賃貸？
ってのありますよね。
それでした。
国が地方かわからんけど助成金がでるって言う賃貸住宅。
まあ、住むとこは必要になってくるからってことで申し込みだけはした。
そして見事当然し、新築の物件に10月から住めることに。
一人暮らしだった私は荷物の移動も早かった。
両親は新しい生活で必要なもの食器棚や食卓テーブルのセットなど買ってくれて、段々形になってきた。
元旦那の荷物もきた。
たが肝心の元旦那が…。
お互い仕事して新居には帰る。
ご飯も食べる。
でも、その後元旦那は義母たちがいる家に帰る。
義母が言ったことを忠実に守ってた。
「NAOちゃんは元々一人暮らしやからそのまま住んでもらって、元旦那ちゃんは結婚式まで親子水入らずで生活するから。」
元々一人暮らしやどね？
私妊婦ですよ？
そんなん言われてても、実際はこっちで生活することになるからって言ってたけど、全然だった。
そんな時、親の勘なのかは分かりませんが、オカンから電話。
「お父さんが今からあんたのとこ行く言うて聞かんのよ。一時間くらいしたらつくと思うわ」
時間は８時すぎ。
もう元旦那は義母のとこに帰ってる。
今こられたらヤバい。
これ以上心配かけないよに、反対されないようにって思って、理不尽なことは何も報告せず、順調だってアピールしてたから焦った。
すぐ元旦那に戻ってきてくれと連絡。
慌てて戻ってきたけど、雰囲気で分かるんよね。
生活感がないってのが。
オトン「お前今どこに住んどんや」
元旦那「え！ここです！」
オトン「言いくるめれると思とんか！」
元旦那「……すいません…」
オトン「お前はこいつを大事に思ってないからそんなんできるねん！」
元旦那「いえ！そんなことないです！」
オカン「NAOの腹の中に子供おるねんで？ここにおらんでなんかあったらあんたすぐ対応できんの？」
元旦那「……すいません。今日からここに住みます」
オトン「話にならん！！！NAOやめてまえ！」
「子供おるから無理！」
オトン「家帰ってきて産んだらええ！」
「お父さんおらん子なるやん！」
オトン「こんなもんおらん方がマシや！」
「もう、今日から住む言うてるからそれでええ！」
オトンは喋らんくなった。
その変わりにオカンが元旦那に話だした。
オカン「頼むからNAOをちゃんと守るって約束して。この子はもう自分の意見通す気やから、ホンマにお願いやから守ってやって。」
元旦那「はい！守ります！」
そんなこんなで結婚式の前から一緒に住むことになりました。
結婚式でもまだまだ色々あったんだなー。
長くなるなー。