◆八事霊園・園内案内図 (名古屋市のHPより)
◆山手グリーンロード側入り口付近
八事交差点方面から行かれる場合は反対車線沿いにある、かとう石店を越えて直ぐを右折です。
本山方面から行かれる場合は反対車線沿いにENEOSのある信号交差点を越えて直ぐを左折です。
※八事霊園斎場入口へ向けて右左折する場所に信号が無いだけでなく直ぐ北に信号交差点がある為、うっかり間違えて信号交差点で曲がってしまう方も多いので注意して下さい。
◆八事霊園斎場入口
入り口を入ります
道なりに直進
◆動物慰霊碑と万霊供養塔
右手に見える丘の階段を上ると階段左側に慰霊碑と万霊供養塔があります。
◆動物慰霊碑
畜魂碑と彫られています。元は家畜の為の石碑だったそうですが、いまでは名古屋市のHP上でも正式に動物慰霊碑と明記されています。
◆万霊供養塔
動物慰霊碑からもう一段上に上がったところには万霊供養塔があります。
動物たちの遺灰はこちらへ納められるそうです。
◆管理事務所
先程の道をそのまま直進。
正面に見えるのが八事霊園・斎場の管理事務所、さらに奥に見えるのが斎場です。
管理事務所の一階に受付があるので、そちらで動物火葬の手続きをしてください。
手続きが終えたら敷地内を奥まで進むと右手に出口がありますので一旦、外へ出てそのまま敷地に沿って斎場の裏へまわると動物火葬場があります。
動物火葬の詳しい料金等は下記のリンクをご覧ください。
◆動物火葬場
斎場の裏へまわると動物火葬場があります。
最後のお別れをする場所です。
別れの悲しみは動物たちが愛された証し。私はそう思います。
※火葬場正面向かって右にある白いコンテナが保冷庫です。火葬されるまでここで安置されます。
時間によって係の方がいない時間もありますが、その場合、ご自身で亡き骸を保冷庫へ運んであげてください。
2014年3月20日未明、16年間共に過ごした愛犬『はる』が天国へ旅立ちました。
少しづつ弱ってきていたので心の準備はしていたつもりだったんですが、そのときを迎えた喪失感は想像以上のモノでした。
その日は、はるが布団の真ん中で掛け布団から頭だけ出し私より先に眠っていたので、はるを起こさないよう私は布団の端で眠りに就きます。
何時ごろだったか耳元で「クゥ~ン、クゥ~ン・・」と少し苦しそうに鳴くので私が寝ぼけ眼で軽く身体を撫でてあげるとス~っと、はるの鳴き声も治まり私もそのまま再び眠りに入りました。
しばらくして、また目を覚ますと何時の間にか、はるは布団の中に潜り込んで私の脇に頭を乗せて眠っています。
布団の中に入る時はいつもなら「くの字」に曲げた私の身体の腰の辺りで眠るのに珍しいなと思いつつ、私もまた眠ります。
そして最期の時が来ました。
脇で眠る、はるが急にえずき出したのです。
咄嗟に「これはヤバイ」と感じた私は布団から飛び出て、はるに声を掛けます。
しかし、はるはえずき続けてそのまま息を引き取りました。
えづきながら息を引き取ったので苦しい顔で逝きましたが、直ぐに瞼を閉じて穏やかな顔に整えてあげました。
眠るように逝くならともかく、自分が居ない時に苦しんで息を引き取り帰宅後、苦しんだ顔のまま死後硬直をしていたら・・という最悪のケースだけは絶対避けたい、その日までの数日、ずっとそう考えていたので何とか看取ってあげられて良かったと思います。
「最後は苦しかっただろうけど頑張ったね」
「孝行してくれてありがとう」
「16年間、沢山の思い出をありがとう」
「自分のところに来てくれてありがとう」
はるには感謝の気持ちしかありません。
同時に
「まだまだ沢山遊んであげたかった」
「もっと美味しいモノをたべさせてあげたかった」
「あの時こうしてあげてれば・・」
という後悔、自責の念にかられて涙が溢れ出てきます。
しかし悲しんだり悔やんだり思い出に浸る前に、はるに対して、してあげなくてはならないことがあります。
『はるをどうやって天国へおくれば良いのか?』
言ってみれば最後のお世話です。
そして
『おくった後はどこへ行けば会うことが出来るのか?』
いざ、その時になって私と同じような思いをされる方もいらっしゃると思います。
色々調べた結果、名古屋市の八事霊園・斎場には動物用の火葬場と慰霊碑、供養塔があることが分かり私はそちらでお世話になることに決めました。
民間の業者と違い合同で火葬される為、拾骨は出来ませんが遺灰は八事霊園内にある万霊供養塔へ納められます。
万霊供養塔の直ぐ近くには動物慰霊碑もあり、いつも沢山の献花や御供え物がされています。
火葬場があるのは知られていても慰霊碑や供養塔の存在はあまり知られていなかったり、その存在は知っていても広い霊園内の何処にあるのか?と思われている方も少なくないと思います。
そういった方へ向けて情報提供にでも出来ればと思い、はるの一周忌を機に、このブログを開設することにいたしました。
あくまで動物慰霊碑へのご案内という名目のブログゆえ、次の投稿でその種の記事を投稿後は特に更新の予定は御座いませんが少しでもお役に立てれば幸いです。
はるは、その名の通り桜の季節に私の元へ来てくれました。
毎年、はると一緒に花見へ出掛けていたので、既に身体の弱っていた去年も無理に連れ出すことは出来なくても気持ちの中では「何とか桜が咲くまで・・」と思っていましたが、桜が咲くより10日ほど早く旅立ってしまい最期にもう一度はると花見に行くことは叶いませんでした。
いつも一緒に行っていた近所の公園も、それ以来一度も足を踏み入れていません。
しかし今年は、はるの写真をもって久しぶりに出かけてみようかなと思っています。
私にとって、はるは思い出すと寂しくなる存在ではなく、思い出すことで笑顔になれる存在なのだから。
2015年3月20日