社内や、社外の方とのコミュニケーションに大切なのが

 

「ビジネス枕ことば」です。

 

 


前に一言添えるだけで、その次に話す言葉をソフトにしてくれ、会話のクッション材の役割をしてくれます。

 

聞きたいことや断りたいことは、枕ことばをひと言つけて、結論から先に話します。

 

 

 

相手に質問することは、単純なものばかりではありません。

 

 

 

ときに込みいったものもあります。

 

 

 

そんなときは、枕ことばが便利です。

 

 

 

 

 

 

 

枕ことばというのは

 

 

 

≪恐れ入りますが…≫

 

 

 

「~していただけますか」「~していただけますでしょうか?」の前に入れます。

 

 

 


「恐れ入りますが…」を入れるだけで、相手へのお手数をお掛けする恐縮の気持ちが伝わります。

 

 

 

 

≪申し訳ございませんが…≫

 

 

 

自分が悪い場合に使います。クレーム対応などによく使われます。

 

 


近年「申し訳ございませんが…」を自分が悪い場合でなくても枕詞として使うことがあるようですが、基本使うのは自分に非がある場合です。

 

 

 

 

ほかには、「失礼ですが」「差し支えなければ」「ぶしつけですが」「さっそくですが」「よろしければ」といった、その後の質問の衝撃を和らげるクッションになってくれる言葉です。

 

 

 

前触れなく「電話番号をおうかがいしてもよろしいいですか?」と聞かれたら、「えっ!?」とびっくりさせてしまいます。

 

 

 

ですが、「失礼ですが、もし差し支えなければ、電話番号をおうかがいしてもよろしいですか?」と言えば、相手は「失礼ですが」で、いまからなにか失礼なことを聞かれるな、という心積りができますよね。

 

 

 

 

 

 

ハウスメーカーの営業のDさんは、お客様にご自宅の建て替えをすすめたいとき、「ぶしつけですが、おうちの建て替えを考えてみられませんか?

 

 

 

いまとてもお手頃な値段で建て替えができるんですよ」などといった質問ではじめます。

 

 

 

過去には、その目的を伝えず、以下のような質問をしたことがあるそうです。

 

 

 

「お子様は、もうご成人ですか?」

 

 

 

「ご主人は勤続何年ですか?」

 

 

 

「水周りは汚れがたまっていきますよね」など、なんだか探りを入れられているような質問です。

 

 

 

いやらしい印象を受けますよね。

 

 

 

聞きたいことは、「枕ことば」をつけ、結論から先に。