女性の年齢は「10歳若く」言いましょう。
友人の男性から、こんなことを聞かれたことがあります。
「やっぱり工藤さんも、実年齢より、若く見られたいですか?」
私が「それは、もちろん」と答えると、彼は少し困った顔をしました。
彼は、仕事で知り合った「39歳の女性」を前に、「もっとお若いかと思いました。35歳くらいに見えます」と答えたそうです。
すると、その女性の表情が曇って「あんまり、うれしくないですね」とつぶやいたそうです。
私には、彼女の気持ちがよくわかります。
実年齢よりも若く見られるのは、たしかにうれしいです。
ですが、「3歳くらい若く見られても、あまりうれしくない」というのが女心です。
私なら「うそだとわかっていても、10歳くらい若く年齢を言ってほしい」と思います。
女性は、いくつになっても「若く見られたい」と思う生き物です。
先日、友人と立ち寄った小料理屋さんで、おもしろい光景を目にしました。
古希の70歳を超えた女将に向かって、男性客が威勢よく声をかけました。
「そこにいる女子高生、ビールを1本ください!」
すると女将は「あんた、気に入ったよ」と喜び、ビールを1本サービスしてあげたのです。
男性客がお店を出たあと、私は女将に聞いてみました。
「女子高生って、言われてましたね?」
女将は朗らかに笑ったあと、「たとえお世辞でも気持ちが若返ってくるから、うれしいわよね(笑)。
それに、若く言われたってことは、『私が元気だ』っていう証拠でしょ?
この歳になると、健康がいちばん大切だから」と話してくれました。
ちなみに男性の場合は、どうでしょう?
男性も、多くの人が「若くみられたい」と思っているようです。
とくに相手が女性の場合、年齢を聞かれたくない人もいますから、自分から「おいくつですか?」と聞くことはやめましょう。
相手の年齢に関係する話題は避けたほうがいいと思います。
ですが、会話のなかで年齢の話になってしまったときは、「相手の年齢を大げさに見積もる」くらいでいいと思います。