準備力を高める

 

 
 
「一流」と「一流以外」はどう分けると聞かれたら、それは「準備力の差」と答えます。
 
 

勝負に対して、一流は準備を怠らないから、自身満々で挑むことができて、あらかじめイメージトレーニング、頭の中で一度勝っているから、実践でも勝つことができます。
 
 
 

目標を高い確率で達成し、成功し続ける「成功のプロ」の人たちは問題が起こっても、臨機応変に対応し、まるで壁やハードルがないかのように、すいすいと成功に向かっているように見えます。

 

 

 

ですが、もちろん実際はそんなことはありません。

 

 


成功のプロたちは目標を決めたと同時に、達成にたどり着くまでに起こりそうな問題、出会いそうな壁について丁寧に予測し、前もって備えています

 

 

 

この備える力を「準備力」といいます。

 

 


成功する人、一流は準備力が非常に高い人ばかりです。

 
 
 

友人の旦那様は弁護士をしています。

 
 

 

負け知らずの弁護士と聞いて、その理由を聞いてみると、「うちの旦那さん、裁判の前は土日も朝夕も関係なく、準備に時間をかけているわ。そこまで準備するのってほどにね。旦那のすごいところは準備力じゃないかしら」と教えてくれました。

 

 

 

知人の外科のドクターも「手術の結果の99.5%は準備力で決まる」と言っていました。

 

また、広告代理店に勤める知人も「売れている芸能人ほど、撮影に入るまでの準備力が違う」と話してくれたことがありました。

 

 

 

 

結果を出している人は「準備力」の大切さをきちんと理解し、自分が納得するまで準備に時間をかけるのです。

 

 

 

では、どこまで準備すれば納得するのでしょうか?

 

 

 

それは、「自分に自信が持てるまで」だと私は考えています。

 

 

 

 

準備力の高め方

 

 

 

本田圭佑選手も試合後のインタビューで「準備」という言葉を多く口にします。

 

 


最近は、ビジネスでサッカーをしていると言われていますが、仕事と捉えて準備をするからこそ長い期間高いパフォーマンスを発揮することができています。

 

 

 

準備力が高い人たちは、まるで他の人よりも一足先に未来をその目で見てきたかのように振る舞います。

 

 


それが、未来を予測し、徹底的に準備を整えるということです。

 

 

話し方教室の先生から「緊張を越えるには、何度も、何度も、何度も、練習を繰り返して、自信をつけるしかない。要は場数です」と教えられました。

 

 

先生のアドバイスにしたがって、スピーチ原稿を、何度も、何度も、何度も読んでいると、50回を超えたあたりから、少しずつ自信が湧いてきて「早く、人前で話してみたい!」と思えるようになったのです。

 

 

 

 

緊張を抑えるためにもっとも効果があるのは、納得のいくまで、自分に自信が持てるまで準備をすること。

 

 

 

「これだけ練習したのだから、もう大丈夫!」と思えるくらい準備したからこそ、素晴らしい結果をいただけます。

 

 

 

「準備力」こそが、緊張した場面で自分の心を支えるかぎだったのですね。

 

 

 

 

 

「準備の量」と「結果の質」は、正比例します。

 

先日、大企業の顧問にお会いしたとき、顧問も「講演の前には、万全の準備を整える」とおっしゃっていました。
 
 
 
「人前で話すときは、話す内容はもとより、会場の広さ、照明の暗さ、だれが出席しているか、すべてチェックしたうえで準備をしている」そうです。
 
 
 
また、顧問は、週末のどちらかは必ず出社して、「翌週の準備」のために費やしています。
 
 
 
「翌週の準備をしないと安心できない」「準備をしないと、逆に、ストレスになる」という理由をうかがい、「準備の量」と「結果の質」は比例することを教えていただきました。
 
 
 
準備力」は、成功力です。