日頃みなさんが使っている「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」の挨拶には、たくさんのメリットがあることをご存知でしょうか。

 

 

 

挨拶は元々、人がコミュニケーションする上での最低限のマナーでした。

 

 

 

挨拶することの意味を謳った、著名人の名言もあるくらいです。

 

 

 

それくらい挨拶がもたらす、心理的効果は絶大なのです。

 

 

 

メリットには

①     会話のきっかけになる

②     笑顔になる機会が増える

③     相手からの印象も良くなり、人間関係も良くなる

④     常識のある人という評価が得られる

⑤     緊張をほぐせる

 

 

 

など、挨拶をすることにより、周囲にも自分にもいい影響を与えます。

 

 

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

① 会話のきっかけになる

 

 

 

一言挨拶をしてしまえば、なぜか「何か話さなくちゃ!」という心理に追い立てられるものです。

 

 

 

挨拶して、その後何も言わずに素通りというのは、よほど冷めた人間関係でないと難しいと思います。

 



会話の内容は何でもいいのです。

 

 

 

最初のうちは「いい天気ですね」「うん、そうだね」が繰り返されるだけでも良いのです。

 

 

 

そのうち、否応でも会話の糸口を見つけることができるようになります。

 

 

 

なにせ、毎日相手の様子を観察しているようなものですから。

 



「髪切りました?」「何かいいことありました?いつもと雰囲気違いますよ」という風に切り出せば、会話はいくらでも発展していきます。

 



まずはきっかけづくりを始めましょう。

 

 

 

② 笑顔になる機会が増える

 

 

 

よほど建前的な挨拶でない限り、大概の人は笑顔を作ろうとするものです。

 

 

 

心と体は直接につながっているので、まずは表面上だけでも笑顔になることで、心理的にも元気になる効果があります。

 



人の行動と表情・心理はたいてい一致しています。

 

 

 

叱られれば暗い顔になるし、うれしければ笑顔になります。

 

 

 

叱られて喜ぶ人はいないし、うれしくて悲しそうな顔をする人はいません。

 

 

 

日々の暮らしでは、自然に笑顔になる機会はなかなかないかもしれません。

 

 

 

ところが、挨拶をすることで心理状態がぐっとよくなり、気持ちが少しずつ上向いてきます。

 



挨拶をすることで笑顔が増え、それにつられて気持ちが高じるのであれば、これほどいいことはありません。

 

 

 

ぜひ実践してみましょう。

 

 

 

 

③相手からの印象も良くなり、人間関係も良くなる

 

 

 

挨拶ひとつで大げさな…」と思うかもしれませんが、これは挨拶をしてもらえなかった反対の立場で考えればわかります。



ある人が他の人には挨拶しているのに、自分にしてくれなかったとなると、心理的におもしろくないですよね。

 

 

 

それは「自分は無視された」ひいては「自分の存在が認められていない」という心理になるからです。

 

 

 

挨拶は自分の心をオープンにし、相手を認める意味があります。

 

 

 

挨拶していない、されていないとなると、お互い「この人とうまくやっていけるだろうか?」と疑心が湧いてくるでしょう。



それだけに、挨拶ひとつで相手を認めることになり、人間関係が円滑に回るようになるのは当然といえるのです。

 

 

 

 

 

 

 

④常識のある人という評価が得られる

 

 

 

幼稚園や小学校で、「みんな元気に挨拶しよう!」と言われていたはずなのに、なぜか大人になると挨拶しなくなる…決して珍しいことではないですが、これは社会の常識を無視していることになります。

 



つまり、挨拶はするのが当然であり、しなければ「あの人、ろくに挨拶もできないのよ。常識のない人ね」なんていわれてしまいます。

 

 

 

ひっくり返していえば、たった一言挨拶するだけで、あっという間に「挨拶がしっかりできる、素晴らしい人ね」「常識のある人ね」という評価に裏返るのです。

 



挨拶に、小難しい技は必要ありません。

 

 

 

できるだけ大きな声で、ほんの1,2秒ほど時間を費やすだけの簡単なことです。

 

 

 

それで自分の評価が上がると考えれば、これほどおいしい話はないですね。

 

 

 

⑤緊張をほぐせる

 

 

よほど慣れ親しんだ人でない限り、挨拶ひとつするのも結構緊張するものです。

 

 

 

挨拶をして徹底無視された…という経験があるならともかく、挨拶して不快な思いになることはほぼありません。

 



ここはひとつ、自ら先陣を切って、「おはようございます!」とできるだけ大きな声で挨拶してみましょう。

 

 

 

前の日に面倒ごとがあったとしても、大きな声で挨拶することで、落ち込んだ気分が吹き飛んでいくこともあります。

 



最初はそれほど爽快感を味わえなかったとしても、続けるうちにどんどん気持ちが前向きになってくるでしょう。

 

 

そうすると、まわりの雰囲気も変わったように感じるから不思議です。

 

 

 

挨拶の応用編で、

 

 

 

「おはようございます、○○さん」

「○○くん、こんばんは」

 

 

 

挨拶の前後に相手の名前を付けることにより、相手への好感度はぐっと上がりますよ!

 

 

 

最初は「恥ずかしい」「迷惑じゃないか」という気持ちが、前に出るかもしれませんが、自分の殻をやぶり、実践してみましょう。

 

 

 

アメリカの哲学者 ウィリアムジェームズの言葉で、

 

 

 

「心が変われば、行動が変わる 行動が変われば、習慣が変わる

 習慣が変われば、人格が変わる 人格が変われば、運命が変わる」

 

 

 

という言葉があります。

 

 

 

挨拶をすることは当たり前のことかもしれませんが、元気の良い挨拶を積極的に取り組んでいけたらきっと、何かが変わるきっかけになるかもしれません。

 

 

 

挨拶は今すぐにでもできるので笑顔と大きな声で、気持ちの良い挨拶をやってみてはいかがでしょうか。