9月6日午前3時8分
私たちはいつものように寝室で寝ていました。
突然、
ボンっ!!!
っと横から何かぶつかったような衝撃で目が覚めます。
目が覚めると同時に、枕元で充電していた携帯のアラームが次々に鳴り始めました。
"地震だ!"
すぐに分かりました。
と同時に、
今までに感じたことがない強い横揺れ。
オリは必死に私を守ろうと抱いていました。
地震が収まるまで長くはなかったのですが、
部屋に立てかけていた鏡が凄い勢いで倒れて割れた音がし、
居間の方でもモノが落ちていく音が。
どこで何が起こっているのかは、
全く頭が働きませんでした。
揺れが収まると、
私たちの行動は思ったより冷静かつ迅速でした。
すぐに起き上がり、
割れたガラスを踏まないようにオリが靴下を取ってくれ、それぞれ避難できるような格好に着替えました。
携帯の灯を頼りに、何かあった時にすぐに使えるように置いて置いた、ヘッドランプをオリに渡して、一緒に移動。
居間に行くと色々落ちていましたが、
そこまでの被害はなく、
一階にいる母からすぐに「大丈夫!?」っと声をかけられ、お互いの無事を確認しました。
お互いに階段の下と上で話しをし、
おばあちゃんは無事か聞くと、
母が笑い出し、
「おばあちゃんなんて、地震の後すぐトイレ行って、大便してたから(笑)こんな時にね。大丈夫だわ。」
っと言われて私も笑いました。
次の地震がすぐくるかもしれない!っと思い、
避難が必要になった場合の経路の確保。
窓やドアを開けて、
必要なものをまとめました。
その間にまた、次の小さい地震が何度か。
地震がくるたびに二人で一緒に居間のテーブルの下にまとまりました。
(毛布を持ってきて、頭を守りました)
電気は明らかに止まっていました。
地震がある程度落ち着いたところで、
オリが1階に降りて両親と顔を合わせ安全確認。
必要な場合に備えて、
スニーカーを持ってきました。
私たちがとりあえず、
必死で詰めた避難グッズがコチラ。
前に購入しておいた非常用の小さなカバン(オレンジの)を入れ、
貴重品を入れ、持っていけるペットボトルの飲み物。念のためのタオル、パーカーなど。
あとは、私がお産で必要なものをまとめたボストンバッグ。
テレビも付かず、電気もなく、
次の地震がいつくるか分からないので、
とにかく気が張っていたのですが、
急にお腹の張りも感じ、
自分が妊娠していたことに気づきました。
私はソファーに横になり、
オリが倒れたもの達の確認。
実際壊れたものは本当に少なくて、
いつもは和室に置いてあるのですが、
昨日に限っては、
居間のテーブルに置いてありました。
それがガシャーンっと...。
ただ、もう、絶対壊れた!!っと思ったのに、
画面は割れていませんでした。
出来事があったのは朝方3時でしたが、
その後は小さいながらも余震が続き、
全く落ち着かなくて、
ベッドに戻る気にはなれず、
掃除機も使えないので割れたガラスも危険だし、
暗くてよく見えないのもあったので、
ソファーでそのまま二人で横になりました。
眠れはしなかったけど。
1階では父と母がせわしなく動いてる音がしました。
多分彼らは寝ないだろうなぁ〜っと思っていたら、
父が上に上がってきて、
ロウソクを持ってきました。
使いたかったら使いなさいと。
1階に来るかと言われたけど、
もう動けなくて、
そのまま2階で過ごしました。
近しい友人達のラインでみんなの生存確認をしました。
みんな無事で一安心。
母が叔母に電話をして生存確認。
叔母は一人暮らしで、うちから歩いて25分くらいのマンションの15階に住んでいます。想像しただけでも恐ろしい。
もう死ぬと思ったと言ってました。
朝7時、
眠れないまま朝を迎えました。
電気はやはりつきません。
外を見ると、信号機も電気が消えています。
叔母が一人では不安だろうと、
父が車で迎えに行きました。
帰って来ると、
私たちの顔を見て叔母がポロポロ泣いていました。
不安だった...っと。
全ての信号機が止まっていたので、道中は警察官が手信号で誘導していたそうです。
1階と2階でそれぞれカセットコンロがあったので、
それを持ち寄って朝ごはんを作りました。
父が絶対あるはずだ!!!
っとずっと探していたのは、
ラジオでしたが、
なかなか見つからず...
はぁ〜![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
っと途方にくれていると、
おばあちゃんが、
私のライト、ラジオになるよ?
って!!!!
それーーーーーーー!!!!!
早く言ってーーーー笑![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
すぐに電池を入れてラジオを聴き始めると、
震源地がかなり近く、
被害が膨大になったこと。
北海道全域で停電していること。
まだ余震が来るかもしれないので安全の確保を。
など情報が入ってきました。
私たちの長い1日が始まりました。
※7日現在、私の家は電気が通いました。断水は心配されましたが、私の地域はなく今でも水は使えます。引き続き小さな地震は常にありますが、みんな無事です。