アーティゾン美術館のモネ展。
最後は、きっとどこかで見た事のある作品。
睡蓮の池、緑のハーモニー

モネが住んだジヴェルニーの地。
その庭にある睡蓮の池にかかる橋。
この橋は、日本風の太鼓橋として有名で、モネの晩年、この橋は、赤や黄色などの激しい色とタッチで、ほぼ橋の原型をとどめないくらいの絵として描かれる事となった橋です。
数年前だったか、この国立西洋美術館のモネ展だったと思うのですが、この晩年の太鼓橋を何点か見ていましたが、見ていて辛くなるようなほどの迫力でした。
こちらの絵、かなりの人気かと思われます。
館内、モネ展のキャッチーな宣伝にも使われています。

ジヴェルニーのモネの庭

ジヴェルニー近くのセーヌ川支流

モネの描く水面は、また格別の豊かな美しさ。
睡蓮の池

好ま絵の奥行き感や、木々の影が映る水面を見ていると、池の水の深さまで感じられる。
これって、すごくないですか。
2次元のキャンバス上に、3次元を感じさせるって事。
そんな時、ふとセザンヌの絵を思い出し、調べてみた。
………セザンヌ…………もともとは印象派のグループの一員として活動していたが、1880年代からグループを離れ、伝統的な絵画の約束事にとらわれない独自の絵画様式を探求した。ポスト印象派の画家として紹介される。
光の瞬間に頼る印象派とは異なり、色彩そのものの対比や関係性によって、対象のボリュームや奥行きを表現した。
そして後には、この考えは、キュビスムや後の抽象絵画に決定的な影響を与えた…………
子供の頃好きだったセザンヌの絵。
セザンヌは、物体の存在感を描き出したかった………みたいな捉え方を、私はしていたのですが、人間の目にどう見えるかと言う事を追求すると、こう言う事に行き着く画家もいるんだな、と思うのでした。
ひょっとしたら、モネも知らない内に、そんな事を既にやっていたのかも………なんて、睡蓮の池の絵を見て、思ってしまいました。
帰りには、ショップで画集と絵葉書、クリアーファイルを買い、充実した展覧会、楽しみました。
