母の肩には直径1センチくらいの茶色いほくろがひとつあります。


物心ついたときから『これはね、お姉ちゃん(私)が赤ちゃんの時にオムツ交換していてうんこが肩についてしまってそのままなんだよ。』って教えられた。

小さい時はまぢで申し訳ないなって思ってるのと、すげーって思っててしょっちゅう

『これうんこ?おねえちゃんのうんこ?』

って聞いてたし触ってた。

ここだけの話、その頃不注意でうんこが手についた時とか必死だった。密かに。


それにちゃんと気づいたのは高校の半ばくらいだった。


いや、高校生の時にそれ聞かされたら冗談で済むんだろうけど物心ついたときからだから『うんこが皮膚にひっつくわけはない』はなかった。

ふと いや違う って思った。思いついたの覚えてる。


でもいまだに母ボクロ嗅いだらうんこ臭いんじゃないかと思う。ありえないけどなんかもう頭から離れない。