「中学受験と英語習得」にも書きましたが、本日、児童英語研究所の所長、船津洋先生の講演会を4年ぶりに聞いてまいりました。
その中から印象に残ったお話をピックアップ致しますと、、、
中学受験にも英検の波は押し寄せる
20年度から小学5,6年生に英語が正式な教科として加わる。
教科になる、ということは、中学受験の入試に加えてもいいということになる。
そもそも中高一貫校の目的は、より良い大学に生徒をたくさん送り込むことで、それが実績にもなる。大学受験では英語が重要になるから、じゃあ、英語ができる子を中学から取っちゃえばよいって話になる。中学受験にも英検が採用されるようになるでしょう。
理想は小3までに準2級ですが、小6までに3級あればよいでしょう。
ゴールは英語をスラスラ読めるようになること
そもそも、日本人は情報の取り方が下手。論文は英語で書かれているものがほとんどで、日本語で書かれたものは少ない。なぜ英語が必要かというと、英語は情報を得るために必要で、英語の読解力が必要となってくる。
そのために、英語をスラスラ読めるように育てることが大事。パルキッズではまずは幼児期に耳から。音をしっかり。しゃべったり書いたりは必要なし。小学生になったら単語を読ませる。文字の塊で認識させる。そして正しい音で本を読むこと。
(英語絵本の暗唱などによりしっかり読めるところまで育てると左脳に定着し、一生消えない英語力になると4年前の講演会でもおっしゃっていました。)
さて、私が一番聞きたかったのは、「英検準2級を取得した後、中学受験の勉強にシフトして英語力はどうなるのか?そもそも準2級レベルでキープできるのかどうか?」ということだったのですが、講演会の後に質疑応答の時間はナシ。様子を伺ってみると、会場で本を購入した人はサイン会で船津先生にサインをしてもらいながら質問もできるようです。
なので、私も気になる本を一冊購入しまして、サイン会の列に参加。
ここで、今後船津先生のサイン会に参加される方のために豆知識を。
早く並びましょう
最初の5人くらいは結構長い時間をとって一人一人とお話されてましたが、これを超えると先生もさすがに疲れてきます。
10番目くらいの私の時には開口一番、
「だから結局ね、、、」って、先生、まだ何も聞いてませんから(笑)
とりあえず「プリスクーラーしてます」と言っとく?
「子どもに何してるの?」と聞かれたので「I Can Readを持っています」と言ったですが、「プリスクーラーやってないの?なんで?」と聞かれて意味もなくタジタジしますから、とりあえずメイン教材はやってることにしときましょ・・・
そんなどうでもいいことはさておき!
先生に「準2級をとった後なんですが、5、6年生の熾烈な中学受験勉強の時に英語の勉強はどうすれば・・・?」と伺うと、即答、
「そんなのやらなくていいよ!」
「へっ?」
「中学受験で英語なんてやってる時間ないよ」
「そしたら英語力落ちませんか・・・?」
「準2級とってたら落ちないよ。あの長文がスラスラ読めたら絶対その力は落ちないから」と。
あぁ、なるほど。先生の準2級レベルというのは、あの長文問題がスラスラ読めるレベルなのだと。長文問題を捨ててリスニングで点を稼いでギリギリ合格(←息子の4級(;^ω^))ではない、「余裕の準2級合格」のレベルなのですね!とわかった訳です。遠い道のりね・・・。
<余談>
会場を出て駅に向かおうとしたところで、一人の女性に声をかけられまして。
「あのっ!パルキッズのプリスクーラーってされてますか?」と。
「すみません、それはやってないんです」と答えますと、
「そうですか、、、実際にされている方の話を聞きたかったんです。講演会では、パルキッズだけやっときゃいいからって先生がおっしゃってたけど、なんだか消化不良で。だから実際にされている方がいないかと、こんな出待ちみたいな形で声をかけてるんです、、、」とおっしゃってました。
わかる、わかります!
講演会の後に、参加者がテーブル囲んでドリンク飲みながら座談会でもできるといいのに。それで、取り組みの悩みとか工夫とか共有できるといいのになぁって。アンケートにそう書けばよかったな!って思いながら帰宅しました。