現実はそんなに甘くない。
「わかりました。じゃ、車イスで行きましょうね~」 とナース(和葉)。
よっしゃー!!(脳内)
これで、なんとかナース(和葉)との接触時間を伸ばすことに成功。
名前の他にも、いろいろ情報収集できるかも。
「じゃ、裕美子さん、車イスでお願いします」
・・・え?ゆみこさん?
車イスを押して、俺の所にやってきたのは、
看護助手の裕美子さん(52)だった。
orz
神様、ごめんなさい。
よこしまな気持ちで嘘をついた俺が悪かった。
現実はそんなに甘くない。
俺は、裕美子さんが押してくれる車イスでレントゲンに向かった。
待合室で待っていた友達が
「おいおい、大丈夫かよ」と駆け寄ってきてくれたけど
「あとで詳しく話すから」とだけ、言っておいた。
裕美子さん:「バイクか何かで転んだの?」
俺:「そうなんですよ」 ←上の空・・・。
裕美子さん:「若い男の子は、たいていバイクの事故だね~」
俺:「そうなんですよ」 ←上の空・・・。
裕美子さん:「あ、さっきの山本さんに連れてって欲しかったんでしょ?(笑)」
俺:「え?あ、%&$%*?@・・・」
裕美子さん:「あはははは。わかりやすいね~(笑)」
裕美子さん、するどい。
ってか、俺って、そんなにわかりやすいのか?orz
裕美子さん:「山本さんは、患者さんにも人気あるからね~。
いつもニコニコしてるし、かわいいし。」
俺:「何歳くらいなんですかね?」
裕美子さん:「24だよ。若いよね~」
おお~!裕美子さん、グッジョブ!!
山本さん、24歳なのか~。
俺より1個上。ちょうどいいじゃねぇか。
レントゲンの結果は異常なく、
傷の手当てとレーザーのために、しばらく通院するように言われた。
言われなくても絶対に来る。(断言)
友達が、「腹へったから、何か食おうぜ」と言ってきた。
うんうん。
形はどうあれ、お前のおかげで山本さんに出会えたんだ。
ファミレスくらいなら、おごってやるよ。
突然、始まった恋に、俺は上機嫌になっていた。
病院を出る前に、処置室のあたりを覗いてみたけど、
山本さんは、忙しそうに動き回っていた。
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【お勧め恋愛本・マニュアル】
ナースへの片想いに悩んでいた当時の俺に、ぜひ読ませたい。
同業者(ナース)じゃないとわからない裏情報が
いっぱい書かれていて、秀逸。
こんなの、普通の人にはわからないって・・・orz
「っていうか、これ、
俺も情報提供できるよな・・・。めちゃくちゃ、現在進行形だしw」
って、ブログでいつも言っていたら、
販売者さんから連絡があり、なんと・・・
俺の片想いエピソードも、
マニュアル内容に取り入れてもらえることに。
ということで、俺も全面協力しています( ̄▽+ ̄*)
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