河上徹太郎に
ためいきは夜の沼にゆき、
瘴気の中で瞬きをするであらう。
その瞬きは怨めしさうにながれながら、パチンと音をたてるだらう。
木々が若い学者仲間の、頸すじのようであるだらう。
夜が明けたら地平線に、窓が開くだらう。
荷車を挽いた百姓が、町の方へ行くだらう。
ためいきはなお深くして、
丘に響きあたる荷車の音のようであるだらう。
野原に突出た山の端の松が、私を看守っているだらう。
それはあつさりしてても笑はない、叔父さんのやうであるだらう。
神様が気層の底の、魚を捕ってゐるやうだ。
空が曇ったら、蝗螽の瞳が、砂土の中に覗くだらう。
遠くに町が、石灰みたいだ。
ピョートル大帝の目玉が、雲の中で光ってゐる。
正に前後の脈絡もなく
恍惚とした魂の声。
細かく説明したくなり
辻褄を合わせたくなる私には
なかなかこれが出来ない。
強いてちょっと頑張ってみたものを
挙げれば昨年のこれ。
大体これが出来ない。
出来たら楽しいのにと想う。
画像下。
突然何かが降った日。
電車の中で描きとめたり
地元駅のホームに降り立っても
ベンチで描き続けたりした日。
寒さも判らないくらいに
降ってきた日。
そういう日がたまにある。
でもたまにしかない。
脳を自由に開放していないと
難しい。
話は変わりますが。
2013年からの
ラブリーパーツシリーズ。
猫にはラブリーパーツが
沢山あり。
沢山のラブリーパーツが集結して
見事な癒やしのカタチをしている。
透明の柔らかなガラスに覆われた
宝石のような眼
綺麗なカタチをした耳
動物には鼻紋がある
と言われるくらいに
様々な個性の形をした鼻
柔らかな肉球や
鼻の横の膨らみ。
鼻の横の膨らみと
小さな顎のバランス。
繊細に表情豊かな尻尾。
丸い手のカタチ。
全体が丸くできている。
柔らかな被毛と抱き心地。
少し熱を帯びた体温。
いつも優しいから譲ってもらえる。
いつも上手く生きている。
ちゃんとバランスを取って
序列を守り
ちゃんと考えて
上手く生きている。
たまには抜け駆けもするし
たまにはご飯の横取りもするし
それを奪い返したりもするけれど
だけど優しくて
信頼し合って許し合ってる。
人にも
序列は重要で
自分の心の圏内に
絶対敵わない人が一人は居る。
家族が居る時は
父親であったり
母親であったり。
兄たちはみんな
私には敵わなかった。
いつも欲しいものを色々訊いて。
ぬいぐるみからワンピースまで。
こういうの。
と絵を描いて頼めば
東京から魔法のように届いた。
ねだらなくても一方的に
何でも買ってくれる。
頭に巨大なブルドッグの
ぬいぐるみを載せてニヤニヤして
帰省したのは真ん中の兄。
パチンコで獲ったのだった。
私が三人の兄たちの
誰が一番好きか
いつも競い合っていた。
家族の中の自分の存在価値として
私が誰が一番好きか
重要な問題であるようにして。
贈り物で媚びたりもする。
女王のようであった。
可愛いから(笑)
顔じゃなくて存在。
女の子が
一人しかいなかったから。
しかも年の離れた
末娘ならば美人じゃなくても
可愛いに決まってる。
大体そう決まってる。
色々ありがとう。
社会にいても
いくつになっても
そういう感覚はいつもあり
大体可愛がって頂ける。
得だなと想う。
それでも絶対的に
敵わない人って居る。
何をしてもビビる。
色々ビビる。
嫌われたくないな
と想うからだと想う。
敵わないから
安心できるところもある。
唯一駄目でいられる。
今日も一日お疲れさまでした。
色々あっても
大切なことしか重ねない。
要らないものはやがて
流れて消える。
世の中だってそうだと想う。
嘘や虚構は見抜かれ
何の感動もない。
魂が死んでるから。
人の心に残るのは
真実と本当の魂の声だと想う。
悪い人間ならば
本当の悪い人間を出した方が
まだ伝わると想う。
それが真実だから。
生意気だけど。
どうぞ温かくされて
良い夢だけ見て下さい☆
明日また
素敵な一日になりますように。
おやすみなさい☆
HAPPY!
春風
春待ちの季節。