修復師② | ©猫と春風の花慈しみ愛で。心。

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猫たちと暮らす穏やかでささやかな日常。
当たり前だけど、当たり前じゃない、
がかけがえない特別な宝物の瞬間瞬間。
一日一日大切に丁寧に重ねています。
(旧ブログ「神様がくれた宝物2007〜」より)




先日、クマの作家活動をしていた頃に馴染みの手芸屋さんに戴いたお気に入りの編みぐるみパンダちゃんを修復しましたが。


今回もまた大のお気に入りのトレードベアちゃん。

先日から順番にクマたちの丸洗いとお手入れをしていて。

もうずっと精神的に触れることも、お手入れもできないでいた間のクマたちの損傷は、

まるで私の心のように思いがけず酷くて。


何年も前にクマのコンベンションでトレードして戴いた大切な子。

本体は無事でしたが、心を込めてクマちゃんの為に丁寧に編まれたニットが激しく損傷。

この一体化された愛情ニットがまた可愛らしさを強調していたので。

悲しくて。悲しくて。


前回思い入れ深い気持ちを描いた記事。

トレードベア16/05/06


写真はtwitterにアップして同じ内容のツイートをしたものから。

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自分の作った子たち以上に大切にしていました。


で、再生をさせようと思っていたのを、休日前夜の夕べ真夜中にふと思い立ち実行。


同じ毛糸もなく、穴が大きかったので、もうパッチしかなく。

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脱がせてみて、良質の毛糸で立体的に本当に心を込めて丁寧に編まれているのが伝わりました。大きい穴は内側から。

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丁度底が棚に当たるヒップのふたつの穴は大きめに保護も兼ねて外側からパッチ。

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陰になる脇部分は切り裂くように縦長の損傷があり、縫合。


超下手くそだけれど。


応急処置は完成。



ごめんね。

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この愛情ニットも含めて、この子。

そんな子だから。


続く。