札幌西野 はるかピアノ教室

札幌西野 はるかピアノ教室

はじめまして。
ピアノ講師の小美浪はるかです。札幌の西区西野で小さなピアノ教室を開いています♪
ピアノが大好きです!
息子と娘を育てる母でもあります。
音楽だけでなく日々感じたこと、思ったことなどを書き残していけたらなと思います(๑^^๑)

いつもお読み下さりありがとうございます。
アメンバーにつきましては、女性の方でメッセージなどの交流のある方のみ承認させて頂いております。
ご了承下さいませ。


いつもお読み下さり
 🌸ありがとうございます🌸


今日は
また少し涼しい札幌です☀




今回は


以前ブログにも
先生から頂きました楽譜と共に
ご紹介させて頂きましたが


私が中学2年生の時に
お世話になりました恩師



バッハ研究の権威


故神澤哲郎先生


について





高校2年生の時

大震災に見舞われ
高いビルは全壊、道路は寸断され
街は壊滅的になりました。


電気は止まり
水も給水車から頂けるものを運び
配られる食料での生活を
余儀なくされ


そこから
先生の連絡先が分からなくなり
年賀状すら出せず
私はすっかり大人になって
子育てブログを書いていました。




つい先日


ご長男様に続き

恐れ多くも神澤先生の奥様からも
ご連絡を頂きまして


私のような者が
先生の素晴らしさを語るなど
本当に烏滸がましい事なのですが


ブログ記事を喜んで下さり
記事を書く事も承諾して下さり


メールのやり取りを
お手伝いして下さるお孫様にも
本当に感謝の数日を
送らせて頂いておりました🙏



生前に書かれた原稿が出てきたので
ぜひご一読頂きたい

と貴重な原稿を添付して下さり

大変恐縮しながらも
じっくりと拝読させて頂きました。




(27部からの抜粋)
掲載許可をありがとうございます🙇




昭和44年当時の時点で
先生がバッハ研究の最先端をいき

現在の平均律の学習の仕方、
奏法について
既に確立していたという所に
驚きました✨



バロックの時代のクラヴィーアが
広い意味での鍵盤楽器を示し

オルガン風であったり
チェンバロ風であったり

室内楽をイメージする作品もあって…
という所には


現在の演奏法解釈の
まさに礎となる指南であり


過去の楽器形態、音色にとらわれず
現在のピアノでいかに表現するか

という観点で勉強を…
というお言葉に、


私が生まれる前には
先生が
既に時代の先の奏法を研究されていた
という事に感動致しました!


昔は
感情を込めずに淡々と!
身体を動かさずに!
チェンバロのように!
とにかくハイフィンガーで、など

現代のカンタービレ奏法とは
真逆な教えは確かにあって
とても遅れていました。




しかも

第二巻の全曲リサイタルまで
なさっていたことを知りまして
先生の偉大さを改めて感じました✨


お懐かしい先生✨





これを君に…と
先生の楽譜を渡された時


楽譜は一冊だけではいけないよ
様々な解釈の中から
考える


という
学習者にとって当たり前だけれど
弾くことに必死になって
なかなか出来ていない事を
ズバリと見透かされ

楽譜を読み込む大切さを
教えて下さいました花



今は

子どもたちが先生の楽譜から
学ばせて頂いております✨





偉大なるオーラ
美しい左手トリル
私などにもお優しく真剣に
お教え下さった寛大なお人柄…


大変貴重な資料や
思い出を送って下さった
ご家族の皆様に
改めて感謝申し上げます🙇



先生の素晴らしい教えは
後世に引き継がれます。

そして

バッハ作品の魅力は
色褪せることはありません🌿