こんばんは。
春です。


今夜は続けて書きます。


自分の気持ちに気づいた事があって、それを記しておきたいと思いました。



私はまだ、夫の病気という現実を受け入れられていないのかもしれません。
受け入れた、と思っていたのは勘違いで、
ただ現実から目を背けていただけで、
本当はまだ全然受け入れられていないのかもしれません。


主治医からグレード4だと聞いた後、
夜な夜なネットで調べた膠芽腫の予後はどれも半年〜2年と書かれていました。

2年後ということは、
今年幼稚園に入る次男のランドセル姿は
見られないかもしれないということ。

今1歳の三男なんて
ぐんぐん成長するであろう3歳頃の姿さえ
見てあげられないかもしれないということ。

長女や長男の、
受験や進学という人生の帰路に
そばにいて相談に乗ってやれないということ。

それを想像しても、
いまいちピンとこなくて。
全然現実味がなくて。 


どなたかのブログで、
「病気を告知され、前向きに生きるためにも〇〇の日まではがんばろう、と目標を定めた」
と書いていらっしゃるのを見て、
ハッとしました。
なんて強くて前向きなんだろう、と。

わたしは、それすら出来ていません。

「〇〇の頃には…」「〇〇の時期までは…」と
目標を定めようと先の事を考えてみても、 
すぐに頭の中で
「いや、もっと長生きするはず」
「夫は運が強いから、再発しないかもしれない」
などと現実逃避する考えが浮かんで
数年先をイメージする事すら出来ません。
目標を定めることも出来ません。



毎日良く食べてよく笑って、
幸いなことに術後の後遺症も全くなくて、
以前と何も変わらず元気に過ごす夫を見ていると
「そんなわけない。」という気持ちが消えなくて
「夫はもしかしたら大丈夫かもしれない」という望みが強くなって
時間が経てば経つほど、受け入れられていない自分に気がつきました。

だから、
何かのキッカケで突然
病気や予後についての現実味が増したとき、
言葉にならないほどの恐怖に襲われます。
 
夫の抜け落ちる髪の毛を見た時も、
それに似た感情がありました。

 
今こんなに元気な夫が
あと数年で生きられなくなるなんて 
想像ができない。
イメージが湧かない。

どうして?どうやって?どうなっていくの?


怖いけれど、
これからどうなっていくのか、
どんな経過を辿るのか、
私はその時どうサポートしていけば良いのか、
どこに助けを求められるのか、
最後はどうなるのか、
そんなイメージを持っておきたい。  

でも、そんな事、誰も教えてくれない。
誰に聞けば良いかも分かりません。


分からないこと、
先が見えないこと、 
それもまた怖いのです。


夫は本当に居なくなるんでしょうか。


現実と向き合い、受け入れながら、夫と毎日を大切に共に生きて行きたいのに。

現実をきちんと知りたい自分と
現実から逃れようとする自分が
いるような気がします。


皆さんもそうなんでしょうか…
私がおかしいのかなぁ…