私はSideMが好きです。
辛い過去や色々抱えているアイドル達がキラキラに輝く姿、キャラ達の写鏡であるキャストの全力さにいつも背中を押されます。

私がSideMを知ったのはかなり遅いです。
アニメを見てSideMの存在を知り、友達に連れられて幕張二日目のライビュに行き、プロデューサーとなりました。グループ名は伏せますが、セカライ組のグループの担当です。

ちょうどSideMを知った時、学校で色々とありSideMの曲にいつも元気をもらっていました。

その後の仙台、福岡、静岡のライビュにも参戦しました。

この手のアイドルコンテンツは人並みに見てきたつもりですが、定番なのが中の人どうしでいじりあったり、中の人のネタを入れたりトークが長かったり、歌詞忘れたり…
それが嫌だとは言いません。中の人のネタはやっぱり盛り上がるし、トークは私たち観客が休憩する時間にもなりますし、歌詞を忘れるなどはライブならではの事故です。
しかし、SideMはライブ中、キャストは完全にキャラになりきり、歌ダンスともにハイレベルで声優のライブというよりは、某大手男性アイドル事務所所属のアイドル達のライブを見に来ているような感覚だなと思いました。

そんなSideMを知れば知るほど見えてきたのが「格差」でした。
幕張一日目。初めて全員集まり、楽しかったとか嬉しかったとかキャストの皆様、プロデューサーの皆様も話されておりました。確かに、お忙しい中46人全員揃ったのは奇跡です。しかし、それで終わっていいのでしょうか?本当にみんな幸せだったのでしょうか?
セットリストを見ると、セカライ組は1曲しか歌っていません。ファスライ組はその倍以上歌っています。
「Reason!!」や「Glorious Road」は共通曲と言っていますが、セカライ組はライブで歌うのが初めてです。彼らの歌ったCDは存在しません。また、「Beyond the Dream」だって、セカライ組のソロパートはほんの少しです。
幕張は最初と最後の全体曲、そしてたった1曲のユニット曲。どんな気持ちで裏で待っていたのかなと考えてしまいました。
正直、そこまで格差を見せるか、と思いました。また、セカライ組はユニットの曲は未だ3曲です。
私も友人も合同曲とか合わせれば、とかそんなことで誤魔化しておりますが、あまりにも格差が過ぎませんか?

確かにセカライ組は投票で選ばれた少しデビューの遅いアイドルがいたり、小学生に見合う声の声優さんを探したり、キャラに引けを取らない歌声の持ち主や、アクロバットのできる声優さんを探すのにお時間がかかったのだと思います。(ファスライ組が簡単に見つかったと言っている訳ではありません。双子の声優さんは本当に声が似ております。ファスライ組だって大変だったと思います。)
しかし、いくら遅いからといって格差を出しすぎじゃありませんか?
順番順番言ってる方もいますが、ほんとに順番ですか?
勘違いしてらっしゃる方いますけど、セカライ組は他コンテンツにある、サブキャラやサブグループではないんです。

この格差はプロデューサー間でも問題を引き起こしていると思います。
ファスライ組プロデューサーとセカライ組プロデューサーがいがみ合ってしまったり、アニメから彼らを知った一部のプロデューサーさんはセカライ組を知らなかったりします。
私が先日まで行われていたアニカフェに行った際、近くの席のプロデューサーさんがトレーディングでセカライ組のアイドルを出した時、「誰?サブキャラ?」と話しているのを聞いてとても悲しくなりました。
いがみ合いはどちらも大人になれば解決するし、セカライ組を知らなかったプロデューサーさんは勉強すればいい事だと思いますが、少なからずこのような問題を引き起こしている原因は公式にあると思います。

また、SideMの公式ラジオ「315プロnight!」内のコーナー「SSS」では曲を紹介しておりましたが、ソロコレクションについて紹介した時は驚きました。受注生産がまもなく締切だったので、宣伝目的が主だとは思いますが、紹介できる曲が少ないんだなと思いました。

最近では、ラジオ、ニコ生、アニサマなどにもセカライ組キャストの名前が目立つようになってきましたが、まだまだ知名度は高くありません。
ライビュに行った際も、セカライ組に対して「このグループ知らないからつまらない」などと心無い発言をする人も目立ちます。
最近ではそのようなツイートをする人もいます。
私たちプロデューサーに見られる分には構いませんが、ツイートはキャストの目にとまるかもしれないということを忘れないで欲しいです。
エゴサしてるって言ってる人もいるし、ライブの感想を私たちプロデューサーがツイートしていることも知っているでしょう。
そこに自分が頑張って披露したのに、知らないつまらないなんて書かれてたらやる気なくしますよね? ただでさえ、全体曲などの全員で歌う際、圧倒的にファスライ組のグループ色でペンライトを振っている方が多いのは歌っていてわかっていると思うので。

順番に綺麗に平等に出すのは難しいと思います。46人、15グループいるわけです。多少の格差は仕方ないと思います。例えば、主軸となるグループがいて、そのグループが目立っているとか。多少じゃないからこんなことになってるわけです。

最近この手のブログやTwitterとても増えておりますが、それでも格差はとまりません。なのでこのブログも誰にも読まれないし、公式にも届かないでしょう。
私達はプロデューサーとは言っていますが、結局お金を入れている客です。客がお金を入れてあげている側に感謝して見させていただきますと下から見る必要は無いと思いますが、彼らは頑張っています、ファスライ組もセカライ組も。

公式がわかってくれないのなら、まずは私たちからそれを理解してあげないといけません。自分はファスライ組グループの担当だからといって、SideM全体を見ないのでは、このコンテンツほんとになくなりますよ?

最近ではSideMの声優さん方はソロデビューをしたり、アニメで主役級を張ったり、ラジオ等のレギュラーが増えてきたりとSideMの仕事ばかりにかかりっきりという訳にはいかないと思います。
でも彼らがやっぱりSideMはいいなとか戻ってくる場所があると思ってくれるようなコンテンツであって欲しいし、10年とは言わず、長く続いて欲しいです。

私は本当にSideMに救われました。大袈裟かもしれませんが、サークルも辞め、授業も適当に受け、毎日ほぼバイト三昧のつまらない人生を楽しくしてくれました。
こうやってSideMに救われたプロデューサーさん、少なくないと思います。

お願いです、同僚の皆さん。 ファスライ組セカライ組関係なく彼らの頑張りをしっかり見て、公式に知らしめましょう。これ以上格差が開いてしまえばセカライ組のプロデューサーや、いがみ合いを嫌うプロデューサーがSideMを卒業してしまいます。このような形でSideMがなくなってしまう、終わってしまうという最悪な結末は誰も望んでいません。公式に動け動け言う前に微力で無意味かもしれませんが、まず自分から行動してみましょう!