｢はるかさんは僕の女神様だ｣とその人は言った。

えーと、鼻についたらごめんなさいなんですけど、

サシの対話に持ち込めたら、十中八九落とせると思っています。

それっていうのは、20そこそこから続けてきたチャットやメッセンジャー、ラインでの新規開拓と展開、アフターフォロー、定期連絡の数の賜物でしかなくて。

そらもう、呼吸するようにその人を落としていく自分の罪深さを

それでいてその手の上で転がすような、思惑通り進む展開に

快楽を覚えてしまう私はいつまで経ってもグズ人間で。

チャットレディを始めた私は山のようなメールのやり取りをしてるなか、一人のおじ様と出会いました。

彼は初老で、仕事を失い転職中であった。家族はなく、１度だけテレビ電話をしたとき、物に埋もれた独り暮らしの部屋が見えた。

寂しかったタイミングなんだと思う。

心細かったタイミングなんだと思う。

テキストのようなやりとりを経て

｢はるかさんが好きです｣

｢はるかさんがいないと僕はやっていけない｣

｢はるかさんは僕の女神様だ｣

と言われました

悪い気はしない。けど、｢ここで遊んでるだけ｣と明言してる私にたいして、こんなに急降下で堕ちてくるのは(笑)

元々そういう質の人だったんだと思う。

｢ありがとう❤️｣

ここで｢私も好きです｣｢○○さんがいないと苦しい｣とか言っちゃったら沼です。

テキストにはNGワードもちゃんとあります。

落としゃいいってもんではありません

その辺りから様子が変わった。

それから数日後、彼は｢離職してお金がない｣｢もうポイント買えない｣｢はるかさんと離れたくない｣｢電話番号送るから、こっちにかけてほしい｣と。

ちょっとキツイこと言います。

ゴーマニズムです。はるかさんをほんとの女神だと思ってる人は目をつぶってください

なんで、｢はるかさんとは相性がバツグンだ。｣→｢こんなバツグンな僕らは他にない｣→｢はるかさんにとっても僕は特別な存在だ！｣と思ってまうのだろうか？

違うから！！！！

アナタにとって私が特別に思えるように、

アナタの話を引き出し、聞いて、共感して、励まして、｢生きてて良かった｣って思えるようにお膳立てしてあげてるだけですから！！！！

アナタにとって、私は生産性の固まりかもしれないけど、

アナタはポイント以外、私に何一つ与えてないですからね？！？！？！

お金(ポイント)を払ってもらえない関係にはなれません。

なんてことは、言わず、

もう、返ってくることはない人への最後の言葉は…

｢私には家庭があります。遊びだけのここ(アプリ)。電話をしてしまったら、○○さんは素敵な人だから、きっと遊び以上の関係になってしまう…だから、電話はしません。○○さんに会えて良かった。楽しかったです。ありがとうございました。｣

正解なんて知らない。模範解答も。

だけど、当時できうる限りの私の優しさでした。

次の日、彼からブロックされてました。

お仕事決まったかな？

幸せな生活を送られていることを願います

あなたの女神は腹黒い