由依side
?「いい歌だね」
由「えっ?!」
ギターの練習に夢中になり、本来の目的を忘れてしまっていた
私があたふたしていると
?「フフッ、可愛い」
?「私も好きになった、
だから、いいよ」
ん?
由「えっと、、どなたですか?」
?「嘘でしょ笑、そっちが呼んどいて
誰ですかって、なんかの冗談?笑」
?「私は、
あなたが呼び出した今泉佑唯ですけど」
由「今泉佑唯…あ!」
佑「思い出したかな?笑
じゃ、一緒に帰ろっか」
由「えっとぉ、「ほら、いくよ!」」
そういうと、
私の手を引くようにして走り出した
どういう事?
付き合う?
よくわかんない
でも、
先輩が、すっごく笑ってて
なんか楽しいかも
久々に、自然と口角が上がった気がする
屋上を後にし、
階段を降りようとした時
ドンッ
先輩が誰かにぶつかってしまった
佑「ごめんね」
一度立ち止まったものの、また走り出した
私は、軽く会釈しようとするも連れてかれてしまった
その時に気づいてしまった
その子の名前なんてもちろん分からないけど
多分、
いや、きっと
手紙を書いた子だと
申し訳ない気持ちもあったが
それ以上に、
今まで友達すらできなかった私に
彼女ができたというこの状況を楽しみたい自分がいた
ただ、この判断をのちに後悔するなんて
思ってもいなかった