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実名犯罪報道被害の裁判記録ブログ

無実の罪で不当逮捕され、実名報道によって多大なる被害を受けました。大手新聞3社を相手取り、裁判を綴っていくブログ。

■実名報道被害による新聞社に対する損害賠償請求訴訟について
平成27年9月30日、弁護団
弁護士、木下渉
弁護士、高柳孔明
弁護士、林毅

第1、本件訴訟の概要
原告は、愛知県でコンサルタント会社を経営していた一般私人(当時51歳)であったところ、平成22年2月10日、偽造有印私文書行使罪の被疑事実で逮捕された。被疑事実は全くの事実無根であったが、同月11日、被告朝日新聞、被告毎日新聞及び被告中日新聞は、原告の実名で逮捕された事実等を報道した。結局、同年3月3日、原告は不起訴処分となったが、被告らが不起訴の事実を報道することはなかった。

原告は、無実の罪で逮捕された上、被告らの報道により悪質な犯罪者であるとのレッテルを貼られ、それまでの仕事や人間関係等を全て失ったことから、平成25年8月2日、被告ら3社に対し、名誉毀損・プライバシー侵害・名誉感情の侵害を理由として2200万円の損害賠償と謝罪広告掲載を求めて訴訟提起したものである。(東京地方裁判所平成25年(ワ)第20437号損害賠償等請求事件)。


第2、被告らの記事(抜粋)

1、被告朝日新聞
偽造見破ったり!契約書鑑定でダメ、容疑の会社役員逮捕、否認、偽の契約書を裁判所に証拠として提出したとして、愛知県警は10日、名古屋市西区大野木4丁目、自称コンサルタント会社役員 佃治彦 容疑者(51)を偽造有印私文書行使の疑いで逮捕し、発表した。容疑を否認しているという…

2、被告毎日新聞
「連帯保証人」契約偽造して「カネ払え」名古屋の男逮捕、飲食店経営を委託する契約書を偽造し元従業員の女性だけを店の連帯保証人に装ったとして、愛知県警中署は10日、名古屋市西区大野木、自称コンサルタント、佃治彦容疑者(51)を有印私文書偽造・同行使容疑で逮捕した。

3、被告中日新聞
偽造契約書を使った男逮捕
中署は10日、偽造有印私文書行使の疑いで西区大野木4、コンサルタント会社経営 佃治彦 容疑者(51)を逮捕した…