気配ひとりでいると、 どこまでも駄目な俺が戻ってくる。 一緒に堕ちてくれる友はもうどこにもいないと言うのに。 誰の救いにもなれず、 誰にも救いを求められず、 ひとり寂しさに震えながら、 これからやってくる秋の気配に震えながら。
ただ ここに俺は今も待っている。お前がまた笑って、戻ってきてくれるのを。その笑顔が俺に向けられなくとも、俺の目に映る場所で、距離で、お前に笑っていてほしい。俺に出来ることはただいつもの様に髪のくせを直してゆるやかな風に吹かれてここで笑って過ごすことお前の居場所は、いつだってここにあるよ。
臆病置いていかれたくない俺と、まだここにいたいと思う俺がいる。どちらも本当の気持ちなのに、どちらも口に出せないんだ。人に慰めの言葉をかけて欲しい訳じゃない。だけど、こんな臆病な俺でも、お前だけは嫌いにならないで。今の俺なら、傍にいてとは言わない。ただお前の心の中に・・・