双子妊娠と関係のない話です。
長文になりますのでご興味ある方だけニコニコ


4月施行の改正児童虐待防止法で親による体罰が禁止されることを受けて、2/18に厚労省の有識者会議でしつけと体罰の線引きや、体罰の具体例を示す指針をまとめたそうです。
内容は3月までにホームページに掲載されるとのこと。

具体的な例として、

・口で言ってもきかないので頬を叩いた
・宿題をしないので夕飯を抜きにした
・友達を叩いたので同じように叩いた
・人の物をとったのでお尻を叩いた
・大切なものにいたずらしたので長時間正座

などが挙げられていました。
(適当に書いたので表現が異なるかも)

世論調査では納得できないという声も多いみたいですね滝汗
痛みを知らないとダメ、とか…

私自身、上のいくつかは子どもの頃に親からされたことがあります。〇〇されたから〜の部分は理由は異なりますが。
そのことで親を恨んだりもしてませんが、体罰を肯定もしません。

時代は変わります。

昔良いとされていたことが、科学的に見て根拠がなかったり逆に悪いことだったり、時代とともに常識が変わるのは普通のこと。

今は虫歯予防の観点から、子どもに自分の食べ残しをあげたり、箸の共有、フーフーして冷ましてあげたりしないのが一般的になってきてます。

車に乗る時、チャイルドシートに乗せることも常識。というか法律で定められました。

女性は家庭に入るもの。子どもを保育園に預けるなんて。…そんな考え方も、今ではひと昔前の考え方と捉える人が多いと思います。むしろ、世の流れは共働きを支援する方向ですよね。

昔と変わったことなんて、たーくさんある。

体罰もそう。

子どもをしつけるために、暴力は必要ない。
むしろ悪影響となる。

それが今までの先人達の積み重ねで分かったのなら、これからはそれをスタンダードにしていくことが大事だと思います。

なぜなら、しつけは子どもをより良く育てたいという願いから来るものだから。

しつけは自分の思い通りにさせたり、ストレスの捌け口のためのものではないからです。

子どものためを思ってすることなら、新しい時代のより良い方法を知って学んで習得しなければ。

体罰されて育った人、それを必要悪だったと受け入れている人。
それはそれ。
これからはこれから。

自分への戒めも込めてですチューリップ


猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま


その話を受けてなのか、昨日のNHKあさイチは虐待がテーマでした。

深く考えさせられる内容でした。

ゲストの言葉で印象的だったのは、

「体罰をしないよう気をつけているけれど、子育てしている中で、その境界線が見えることは正直ある」

という言葉。ハッとしました。

その『境界線』

私も知ってる…。

まだ2歳にもならない娘です。
イヤイヤしたってまだ可愛いもんです。

でもこの2年間色々なことがあって、娘の育児に悩んだり自信が持てなかったり、苛々したり、怒ったり泣いたり…

手を挙げたり暴言吐いたりしたことはないけれど、そこそこ大きな声で叱ってしまったり、「いい加減にしなよムカムカ」と言ってしまったり…(あれ?これは暴言?滝汗

あ、今、私すごい怖い顔になってそう。
このままいくと何口走るか分かんないな…。

そんな時、境界線が見える気がします。
ちょっとまずいな、自分の感情が抑えられなくなりそうだな、という。

今まで、一線越えることはなかったけれど…

これから魔のイヤイヤ期、赤ちゃんがえり、双子育児が同時に来た時に…

その『境界線』がたくさん出てきて
取り囲まれて逃げ道なくなってしまったら、パニックになってしまうだろう。
『境界線』を越えてしまう日が来るかもしれない。

他人事ではないショボーン
そう感じました。

上に書いたことと矛盾してますよねもやもや

最初はしつけで始まるけれど、言葉が通じない、言っても分からない、でもこのまま放っておくわけにもいかない…

時間がない、前に進まない、自分しかやる人がいない、あれもしないといけないのに。

なんで言うこと聞いてくれないの?
分かる言葉もたくさんあるのに、やってほしいことほど、分からないフリしてる気がする。

いらいら…

こうなってくると、しつけじゃなくて、自分のペースで家事育児したい、自分の思い通りに動いてほしい、よその子はもうちゃんとできてるのに。

もう、娘のため云々から逸れていって、もはや自分のためなんですよね宇宙人くん

自己分析すると、なかなか自分で自分が怖いですショボーン

ほんと、さっき偉そうなこと書いたけど、他人事じゃない。


「加害者」として更生グループに通っている男性の言葉も印象的でした。

「必要悪だと思っていたけれど…もっと深いところに体罰をしてしまう根っこがある気がする」

この方は、自分が職場や家庭で満たされないことの捌け口にしてしまっていた、と自己分析されていました。

一見、子どもやしつけとは関係のないことが、根っこにある…。

考えさせられました。

そして、体罰をしていたご両親、体罰を受けていたお子さんの言葉。
お子さんの発達のことで悩んでいたお母さん。

「(体罰は)正義だと思っていた」

医療機関と繋がり、対応方法を教えてもらったことで、間違ったやり方に気が付けたそう。

一方、お父さんも体罰していましたが、

「(友達を叩いてしまう子どもに)叩いてはダメだときつく叱った時に、どうして叩いてはいけないの?と聞かれて、愕然とした。自分がやっていることじゃないか、って」

ご夫婦で叱り方のルールを決めたそう。

そして、お子さんの言葉。

「叩かれているときは、怖い怖い怖い…という感情しかなかった。何で怒られているのかは覚えていない」

えーんえーんえーん


一つ一つの言葉を噛み締めて、改めて自分の育児と向き合っていきたいと思いました。

そして、孤立しないこと、悩みを誰かと共有することが大事だと改めて感じました。

とりあえず、厚労省のホームページに指針が載ったら夫と一緒に読もうかな。

夫婦で価値観を共有する良い機会にもなるのかなと思いますニコニコ