うちの窓から丸見えの、向かいのビルで、
改装工事してました。
外部周りの補修もあり、職人さんたちが、
屋根に上って、いろいろ頑張ってされてました。
窓や配管周りのコーキングをはがして、
再度新しく打ち直して、
そのついでに窓ガラスも外から磨いてました。
普通日本だったら、この手の外部周りの補修は、
はしごで届かない場合は、
足場を組むか、またはクレーンで下からコンテナを
伸ばすかするだろうに。
ここは5階なので、はしごでは無理。
しかし、韓国!
ちょっと感心してしまいました。
ちょっと写真撮ったので見てください。
まず、職人さんが、
立ち上がり壁のどっかに縄をひっかけて
ブランコの荷台のようなものを、つるしました。
もしや、そこに座るのか!と思ったら、
ほんとに。
40cm×20cmぐらいの板。
日本だったら、こういうの荷物運ぶときに使う荷台。
まず、載って。
次に、荷台の横に、材料を引っ掛ける。
そして、座って作業開始。
そして、配管を外して、コーキング塗りなおして、
もっかい嵌める。
そして、窓周りもコーキング打ち直し。
この荷台の高さ調整も、手動です。
たった一本のロープで、右行ったり下に行ったり。
そして、居なくなったと思ったら、今度はちょっと背の高い建物から
また例のブランコ椅子で、一本のロープを頼りに、
ちょろ~っと降りてきました。
この高さ調整も、金具がついてて、日本の安全ベルトみたいに
なてるわけではなく、結び目をスライドさせながらやってました。
そして窓周りの補修されてます。
今回は、ペンキまで塗っていきました。
どうやって帰るんかな~と思ったら、
そのまま下まで降りていきました。
韓国の職人さんって凄いわ。
いまどき、たった一つのロープとこの小さな荷台で。
さら~っと仕事をこなして行かれました。
一人で、拍手を送りました☆
ションにこの写真を見せたら、
「そんな写真とって、韓国は今時、
こんな原始的なことやってますよ~って、
ネットで紹介するんやろ!」
って、言ってたけど、その反対よん。
賞賛してるのよ。
私は、日本で10年以上建築業界で働いてて、
図面書いてたんだけど。
現場にも出てたので、職人さんの仕事さばきとか
見るの好きだった。
日本だと、職人さんって尊敬されるし、
立派な職だとみられるけど、
韓国は大工さんや、左官さんとか、
経験と腕が物をいう職業の人を、上に見ない傾向があるん。
だから、韓国の建築技術は進化しないのよ。
誰も職人さんを尊敬しないから、職人さんが育たない。
ドアの立て付けは悪いし、
クロスは綺麗に貼れてない。
浴室周りの水勾配はちゃんと取れてないから、
水が綺麗に流れない。
雨の日は、道路に平気で水がたまってる。
店舗もしょっちゅう、新しく出来てはつぶれて、
そして改装してオープンして、
また潰れてってやってる。
改装費安いのかな?
なんか、最初はほめてたのに、
途中からまた愚痴になってしまったわ。