小さな花に出会った
穏やかな秋の終わりだった
夜なのに月明かりで
笑うように咲いていた
僕はずっと眺めてた
昼も夜もまた朝が来ても
語りかけたら頷くように
風に優しくなびいてた
あの日の僕らは風景よりも
きっと綺麗な絵葉書のように
二人で一つのようだったね
小さな花はやがて
寒い冬の訪れに
その身を微かに縮め
雪の重さに曇って見えた
見ていた僕はこの体で
君を温めようと思った
雪の重さで枯れないように
ずっとそばで暖めた
あの日の僕らは長い冬さえも
越えられない物はないんだと
ずっと思って笑ってた
いろんな花が待ち焦がれた
春が世界を潤す
優しい陽射しをうけて
風に揺れている花達
小さな花は咲いる
体を丸め優しく 花を守る狐と
満足そうな笑みと
幸せそうな寝顔で
目覚めることはないけど
春を楽しんでるように輝いて
ちいさな花に 恋した狐は
本当の愛を知った幸せな狐さ
いつまでも春のような
優しい気持ちでちいさな花と眠るよ






