4月下旬、私たち家族は、その日ある保護団体から保護犬の子を迎える事になっていました。2週間ほど前に、保護犬譲渡会でその子を迎えようと家族と相談して、保護団体と面談後、譲渡が決定していました。その子は、繁殖引退犬でパテラがあるが経過観察だと説明がありました。過酷なブリーダー環境で生まれ育ったので、抱っこも怖がるんだとか。私たち家族は、その話に心を痛め、その子に幸せになって欲しくて、家族に迎える事を決めました。今後、新たに病気や怪我などの医療費がかかることも納得の上で、譲渡を決めました。譲渡にかかる費用は餌代込みで⚪︎⚪︎万円。もちろんそれも理解していました。

それから数回のメールを交わしましたが、なんだか凄く高圧的な文章で返して来られる方で、正直不安がよぎっていました…。

それから2週間…。

まだかまだかと、譲渡される時を準備万端で待っていました。家族皆んなが、首を長くして待っていました。

そして、やっとその日を迎える事が出来ました。4月下旬、我が家へ団体代表と一緒にやって来たその子は、まるで我が家へ帰って来たかのように、用意したベッドでくつろぎ、新しい環境を喜んでくれました。私たちは、その様子にホッとし、また再会出来たこと心から嬉しく思いました。

あとは、団体代表と譲渡契約して、我が家の子に正式になるはずでした…。

最後の最後に、ペット保険の話になり、我が家は保護猫もいてて、すでにペット保険に入っているので、そちらへ入ると伝えたところ、急に顔色が変わり

「私が良い保険だと言っている所に入らないという事は、私を信頼していないんですね!!そもそも、この子は可愛いから、他の人に譲渡してその人にこちらの保険に入ってもらいます!!それに、この子は絶対にパテラの手術を受けないといけないし、足に出来物があるし、歯も抜いたりしないといけない!70万は医療費かかりますよ!?それでもこちらの保険に入らないの?!」と、凄い剣幕で怒りだしたのです。「この子は、譲渡しても、うちの子なので、色々と口出しはしますよ!!」が決定打で、交渉は決裂。

こちらからの、寄付しようとしていたマナーウェアや服やオヤツ、車代を「いりません!!」と言って帰って行かれました。


いやいや、色々言いたい…。

保険に入らないといけないのなら、初めからそういうべきでは?

譲渡って何ですか?里親さんと預かりさんの違いは?

私たち家族は、その子が入るはずだったゲージや抱っこ紐やベッドを見ていると、なんだか悲しくて…。幸せにしたいと思っていたのに。

どうか、あの子が良い人に出会えて幸せになりますようにと、今でも心から祈っています。人間の損得勘定でなぜ振り回されないといけないのか…。こんな保護団体って何でしょうか?犬の幸せを第一に考えるべきじゃないですか?確かに他の犬達の医療費生活費も、その犬が多少は担うのかも知れません。

そこの保険は入っても入らなくても良いと説明していたのに…。

居ても立っても居られなくて、私たちは他の保護犬団体の元へ行きました。ただただ犬に触れていたかっただけですが…。すごく癒されましたね。連れて帰られたあの子を思うと、胸が痛くて悲しかったけど…。


たくさんいている犬の中に、寒そうな丸刈りにされているチワワの女の子に目を奪われました。その子は愛らしく控えめに尾を振り、微笑んでくれたように見えました。私は、これは運命⁈って感じてしまいました。保護団体から、彼女が繁殖引退犬5歳であること、尿結石が出来やすい体質の可能性も説明を受け決めました。


我が家へやってきたチワワのJOJO♡のブログです。これから保護犬を迎えたいと考えている方の参考になればと、記録していきたいと思います!