2020年5月に発症しました

2020年5月に発症しました

これまで学校生活を楽しみ、部活も勉強も人一倍がんばっていた娘が精神的疾患にかかりました。ある日突然目の前で起こった現実と向き合うのに時間をかけながら、気持ちを切り替え学んで前へ進もうとする母の記録です。

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この数ヶ月間で状況はかなり変化した。

本人の強い希望で在宅型から通学型の雰囲気の合う学校へ転校し、外へ出ること、学校へ行くこと、授業を受けることを少しずつ克服。

食べられるものも大分増え、私の作る料理も食べられる日が多くなり、最近になってようやく中学3年の春の体重を抜くことができた。

外出する前日はコンビニの冷凍パスタしか食べられなかったがそれも解除され、何か不安材料が生じて私の作る料理が食べられずに丸1日コンビニのごはんというのからも、本当に長かったが解放された。

娘が思う「汚いもの」を触ったりトイレやお風呂の後の手洗いは恐ろしい程長く、ハンドソープの量や水の勢いや手荒れなど、私の精神も心配なことばかり増えてしんどくなっていた。

でもその手洗い問題も治まってきて、私も水道の音が怖いとは感じなくなってきた。

本人の前向きな力で、本当によくがんばってここまで来たと思う。

ただ色々な状況が全て良い方向へいっているのは、通院すると決めたことが大きかった。

以前何件か受診して、酷い医者がいたり信用できなかったりを経験した中で娘が選んだのは、初め大学病院を紹介してくれたあのつっけんどうな先生だったのだ。

大学病院の最新治療も拒絶した娘が、「あの先生が処方した薬なら飲める気がする」

自分では止めることのできない強迫性障害の症状に限界を感じ、周りのみんなと同じように学校へ行って授業を受けたい、私の作るごはんが食べたい、それらの強い願望から通院を決心した。

あれだけ拒絶していた抗不安薬も処方された日からすんなり飲んで、約3ヶ月近く順調に進めていると思う。

色々思えば、娘の選んだ先生は間違っていないと言えるし、人を視る力も備わっているんだなと感心する。

順調といえども日々穏やかなわけではない。

薬の影響でハイテンションな時と落ちる時の差は激しく、はじめはそれについていくのに苦労した。

本当の娘はどこに居るだろうか…

それでも、日常で笑うことが格段に多くなった。

落ちることがあっても、徐々にその時間が短くなってきている。

学校に行くと決めた日は、最近では全て予定通り行けている。

数ヶ月前を振り返れば夢のようだ。

毎日楽しいことばかり考えられるようになった私も、共に回復してきているような…

もう暗いトンネルは越えたのだ。