毎度、すっかりご無沙汰しておりましたが、
みゃーちゃんは元気です。

元気にお母さんから逃げ回り、
お父さんの時は、ちょっと安心して寛いでいます。




さて、
今日はここから人間の話題です。

お母さんの、心の呟きをちょっと残しておきたくなったので、猫の話題はないです。
お母さんは現在53歳で、親の介護や看病などがある年齢です。そんな内容ですので、ちょっと暗いかもです。しかも、長いぼけー
ご興味のない方はスルーしてくださいね。











先日ちらっと書いたのですが、
延命治療を始めたのは、
お母さんの母親です。


母のことを考えると、
食事を拒否するようになった時点で、
静かに終わらせてあげるのが、
自然のなりゆきで、
苦しむこともなく静かに逝けたのだろうと思います。

でも、海外に住む兄と、
何度も何度も話し合い、
兄の意見を尊重しました。



父は胃癌で胃の全摘後の回復が悪く、
結局食べられなくなり、
そのまま食べなければ「いろう」になるというときに、
そんなことをして生きていたくないと言い、
自ら命を絶ってしまいました。


母が意思表示ができるなら、
自分がどうしたいか言えるのに。
すでに10年以上認知症を患い、
いまは口腔に腫瘍ができて、口を開くこともしゃべることもできないから、
どうしたいのかわかりません。
こちらの言葉を理解しているのかさえも。

でも、
兄は、生きていて欲しいんですよね。

近くで見てないから。
この10年間、
認知症で、母がどんなに辛い日々を送ったのか、実感できないのだと思います。

もう、充分にがんばった。
本当に辛そうだった。 


施設の主治医とも、話しをしました。
「老衰(食事をとらなくなって)の場合、ご本人は苦しまずに、穏やかに逝けます」
と、長年の経験から、延命治療を進めないご意見を語ってくれました。
もちろん、最後は家族の意思を尊重する姿勢で。

私も、自然のままでいいかと思いました。
これ以上母の苦しみを長引かせなくてもいいと。

でも、

兄には、準備ができていないのでしょう。
母の死に向き合う準備が。

たがら、母には兄の為に、
もう少しがんばってもらおうと、
延命治療に入りました。



いまは、もう、私を娘だと認識できないみたいです。
しかも、腫瘍で口が開かず、しゃべることができないですし。


私が、お顔をふいて、
化粧水つけて、クリームつけて、
手や足をマッサージしても、ほとんど反応はなし。でも、ちょっと気持ち良い感じの反応の時もあります。
たまに、何かを思いだそうとしているみたいですが、たぶんわかっていない。


認知症の症状で、
一時期は、とても攻撃的になったり。
過去の戦争体験を思いだし、不安定になったり、
とにかく私に対しては拒絶や攻撃がひどかったので、あまり会うことのできない時期もありました。


でも、
これから残された時間は、
今までできなかったことを、
たっぷりできる。

結局、
私にとっても、ありがたい結果になったみたいです。


仕事の都合をつけて病院に行き、
マッサージしながら、歌を歌ったり。

お母さんのおかげで、こんなに大きくなれたよ。
お母さんのおかげて、幸せになれたよ。
育ててくれて、ありがとう。
お母さんはお料理が上手だったね。
手先が器用で、洋裁や編み物も上手。
フラワーアレンジメントも素敵。
いつも家にお花があったね。
何でもできるお母さんは自慢だった。
本当にありがとう。
お母さん、大好きよ。

って、
思い付く限りのありがとうを言う。

母には、言葉は通じていないでしょう。

でも、猫と同じ、きっと、優しい言葉は、
その波動を感じることはできるのではないかな。

だから、たくさんの感謝の言葉で、
送りだそうとおもいます。


東京に住んで、戦争を経験している母は、
苦労して苦労して、生きてきました。
最期ぐらいは、暖かい言葉に包まれて逝ってほしい。

父の時にできなかったから、
その罪滅ぼしもあるかな。


マッサージしても、
歌を歌っても、瞬きしかしない母。
まるで、みゃーちゃんに話しかけているみたいな気分になります。

あと、どれぐらいの時間があるのだろう?

数ヶ月?半年?一年?

私は出張などもあるし、最期の時に一緒にいられないかもしれないので、
それまで、しっかり寄り添いたいと思います。


延命治療は、
本人主体ではなく、
残される者のワガママなのかと感じたりもします。

母は、
兄と私の為に、
延命治療をがんばってくれている。



親とはありがたい。
父もそうだけど、
最期まで、子供に学びを与えてくれる。
そのおかげで、、
色々な経験ができて成長できる。
あなた逹の子供で良かったと思います




12月から私が、
なんだかヘンテコリンなオーラを出しているので、みゃーちゃんはすっごく警戒が強くなってしまいましたえーん
猫は敏感ですね。


でも、
お父さんが、みゃーちゃんに、
いつもと変わらぬ愛を注いでくれています。
お父さんと二人の時は、みゃーちゃんも安心みたいです。


私も、お父さんに甘えてばかりいないで、
シャキッとせねばね。


なんだか、暗い話題にお付き合いくださり
ありがとうございます。
今日も病院に行ってから仕事に行きます。
明日からは、カワイイかわいいみゃーちゃんブログに戻りまーす。


お母さんでした