みゃーちゃんが家猫になれた今は、平和を保っていますが、

実は、我が家は動物が飼えない家でした。

 

二世帯住宅の二階に住む兄嫁が、

動物を大大大嫌いなのです。

(我が家は1階で、玄関は別)←ここが救い

 

もともとは、二階は兄(長男家族)、一階に父と母の二世帯住宅。

 

 

まず、母の認知症が悪化し施設に入所し、

その後一階で独り暮らしをしていた父が病に倒れ、その看病をするために、

我々夫婦が他県からこちらに引っ越してきました。

 

そして、3年前に父が他界した後、

私達夫婦はそのまま一階に住み続けておりますが、

将来的には、長男である兄の家になるのです。

(ちなみに兄は海外へ単身赴任中)

 

よって現在は、事実上、兄嫁がこの家の実権を握っておます。

ですから、仲良くしなければならないのに。

 

(野良猫時代に、塀の上で毛繕いするみゃーちゃん)

 

義姉が動物が苦手だということは重々承知しております。

好き嫌いというのは、理屈ではなく

どうしようもないことですし、

努力などで改善できるものではありません。

義姉においては、その嫌い具合が半端ないので、

この家では、絶対に動物はご法度なのです。

それは、兄が結婚前から分かっていたこと。

 

 

しかし、みゃーちゃんに情が移った私たちは、

この避妊手術騒ぎで、みゃーちゃんに与えてしまった苦痛や、

危険な外にみゃーちゃんを放すことができません。

 

(近所の空き家にいるみゃーちゃん)

 

 

しかし、姉は絶対に許しません。

 

以前、姉が、

「野良猫が、一階のバケツの水を飲んでいたので、

シッ!!シッ!!!ムキーッっておっぱらってやったわ」

と話していました。えーん

おそらく、みゃーちゃんですショボーン

 

 

 

ですから、ここまで、姉に隠れて全てをやってきましたが、

完全に家で飼うとなると、バレるのは時間の問題です。

 

父の仏壇は一階にあり、盆暮れには姉もお線香をあげにきてくれます。

 

ここはひとつ、

兄から説得してもらおうと、一時帰国していた兄に相談しました。

(兄は動物好きです)

 

「避妊手術をした野良猫の術後が思わしくないので、飼いたいのだけど、

 お姉さん、どうかな~・・・・・」

 と、恐る恐る聞いてみたら、

 

「はぁ~~~~?猫???? 

○○子が動物ダメなの知ってんだろ!

 ダメに決まっんじゃんムキー爆弾

見つかったら、おん出されるぞ!!!!!」

 

と、一括

 

「え? 具合の悪い猫?を?

  追い出す? 」

 

(それは余りにもかわいそうでしょ)と心の中で、

 

すると、

 

「いやいやいやいや、

猫だけじゃなくて、お前らも!」

 

 

え??? 私たちも?

猫と一緒に追い出されちゃうの????

 

 

 

 

ぼーーーぜんガーン

 

 

 

 

50才過ぎて、私たち夫婦は、猫を抱えて、路頭に迷う・・・・・・・

 

 

 

 

わびし~~ゲッソリ

 

 

 

 

 

人生って、思い通りにならないものね~~

 

 

 

 

って、

 

 

兄嫁、どんだけ偉いんじゃいムキー

 

 

っていうか、

だいたいあなたは海外にいっちゃうし、あなたの嫁が両親の介護や看病をしてくれないから、わざわざ我々が引っ越しまでして看病したんだろーがー


 

と、一瞬、臨戦態勢に入りそうになりましたが、、

 

 

戦ったら、今後の人生、お互いに不幸になることは目に見えていますので、

 


 

ぐっっっっっっっっと、飲み込んで、

 



 

「そーーかーーーぼけー

 

 

「じゃあ、猫の体調が戻ったら、放すね。 

 だから、お姉さんには内緒にしておいてね」と。

 

 

相当顔が引きつっていたと思いますが、大人の返事をしました。

 

 

この時、横にいた旦那さんは、


私が、ちゃぶ台ひっくり返して暴れないか、

ハラハラしていたそうですアセアセ

 

 

 




 

 

しかし、やはりダメかぁ~

 

あーーー、頭が痛い~。

 

 

 

 

 

 

 

ということになりましたが、

私は、術後みゃーちゃんを家に入れ、

そのまま様子を見ることにしました。

 

 

 

旦那さんは、私の家族との関係性をすごく心配してくれましたが、

私にとってはみゃーちゃんの方が大切になっていましたので、覚悟を決めました。

 

 

もしも、追い出されそうになったら、

兄嫁と戦うか、

あるいは、別の家を探して引っ越すか。

 


 

たとえ、血族と険悪になり絶縁しても、

私はみゃーちゃんを守る!!

 

 


 

 しかし、さすがに内緒にはできません。

退院後のみゃーちゃんの雄叫びは毎晩激しいので、二階にも聞こえると思い、

 

お姉さんには、

「メスの野良猫を避妊しないと、この辺で野良猫が増えちゃうから、

手術したら、術後の回復が悪くて、外に出せないと獣医に言われて。

体力が回復するまで、家で面倒をみる」と言って、

家に入れて、

 

その後、ずるずると・・・・・・・・

 

 

 

猫が来るまでは、よく、二階のメンバーを一階に呼んで、

私が料理を作り大宴会を開いていたのですが、

それができなくなりました。

 

 

みゃーちゃんこそ人が怖くて出てこないのですが、

猫がいる家には、姉は入れないのです。

しかし、



イヤだけど、

「出ていけ」と言わず。

 

 

 

ありがたや~~~

 

 

 

 

 

 と、いうことで、

 

 

当初は、絶対にダメだ!!!

 

 

と、思っていたことも、

粘り強く、強い意志を持ち、

また、誠意を持って接すれば(?)

何とかなるものなんだと、

 

今回のことで、学びました。  

(なんか、大げさ?)

 

それも、これも、

みゃーちゃんという、

9才を越えているであろう野良猫が教えてくれた、大きな学びでした。

 

 

なんだかんだ書いてしまいしたが、

動物大嫌いなのに、耐えてくれている姉には感謝しています。

 

 

みゃーちゃん、

安心してね。

ここが、みゃーちゃんのずっとのお家で、

みゃーちゃんは私達の娘だから。

お父さんとお母さんは、絶対にみゃーちゃんを守るから。

 

大好きよ~ラブみゃーちゃんチュー

 

 

 

 

 

いまは、無事に、我が家のお嬢様として、生活しております。

 

雨風の強い日などは、本当に保護して良かったと思います。


当のみゃーちゃんは、

いったいどう思ってくれているのかなー?

猫語が話せたら、聞いてみたいです。

 


 

年老いてボロボロの野良猫だったみゃーちゃんは、

私達夫婦の心を鷲づかみにして、

私達の人生を変えるぐらいの大きな存在になりました。

この小さな命は、

日々たくさんの喜びや癒しを与えてくれて、

たとえ触ることができなくても、

それでも、みゃーちゃんが元気でいてくれるだけで、私達は幸せです。



みゃーちゃん、本当に出会ってくれてありがとう。




でも、

いつか、

できるだけ近い将来


触らせてね~~~~~~~ちゅー



長い話しにお付き合いくださいまして、
ありがとうございましたキラキラ