この曲をやろうと決めて2年目の夏が終わり…冬が来ました…。
さすがに年一曲はやりたい笑
さて
その①含め前置きが長くなりました。
歌詞を見ていきましょう。
ラブソングのようにもとれるし、親友へのエールともとれるかもしれません。
If I Believe …
主人公は何を信じようとしているのか…
それを紐解くのが今回のテーマです。
「僕たちに降り注ぐ すべてのことは
時の流れに似ていて 気付かないままで
大切なことが 後になってわかる
失う前に 気持ちを信じて」
イントロもなくこの歌詞から始まります。
爽やかな歌声ながらハッとさせられるものがあります。
歳を重ねた今だから感じることもあるのですが、若い頃の些細な色々な出来事が今になって尊く感じる大人の皆さんは多いのではないでしょうか。
当時20歳の倉木麻衣がこう歌い上げているのは、どれだけ色濃い毎日だったのか…と思ってしまいます。
この歌の主人公は「僕」
「降り注ぐ」という表現も素敵ですね。
ランダムに訪れる大小様々な出来事が、雨のように降り注いで抗うこともできない…
だからこそその時は気づかないことも多いんでしょうね。
そして、放っておけば必ず過去のものになっていく。
時には掛け替えのないものですら。
だから心に引っ掛かった物事はまず直感を信じろ、とでも言っているんでしょうか?
なかなか繊細な感覚がないとできないことですが、『気持ちを信じて』とエールを送っているようです。
「lf l believe 今 君の瞳の奥のスクリーンに
ちゃんと僕が映し出せるように
And l believe you can make it...」
サビです。
「瞳の奥のスクリーン」つまり網膜ですよね。
この部分、味気なく言ってしまえば
『僕の姿が君に見えるように』ってことですが
この言い換えも素敵だな、と感じるんです。
私が「スクリーン」から連想するのは映画館のスクリーンです。
そこに写し出されるのはラブストーリーだったりファンタジーだったり、時には悲劇だったりホラーだったり
様々な物語です。
「君」のスクリーンに映る「僕」、君の目の前にいる僕はその物語の主人公でありたい…
「君」が目をそらさず見てくれるために、「僕」の感情は「君」に向かって開いていたい…
そう信じたいと願っているようで、とても瑞々しい表現だなってとても好きなんですよね。
「そっとつないだ手を離さないで」
そして受動的な一言。
きっと、そっと手を繋いだのは「僕」だと思うんです。
『決して離さない!』ではないのがキュンポイントです笑
何とも自信なさげな表現ですよね。
だって色んな可能性を仮定しているわけですからね…
勇気をふりしぼってつないだんだろうなぁ…
この辺りからラブソングを強く感じてしまいます。
「lf l believe 今 君と過ごしている
この時間(とき)にこそ
すべてを伝えたいから 受け止めていて」
「気が付けばいつも二人 前だけ見てた
愛されたいのに 言葉足りなくて
うまく言えなかった この心 素直に
出した答えは 唇に込めて」
一緒に過ごしてきた時間は長そう、とうかがえる一節。
お互い支えあっていたんだろな、とも。
それが故なにか愛情とは別の絆みたいなものが芽生えてしまったんでしょうか。
もしかしたら愛情に気付いてくれるかも、気付いてほしいという期待も交錯していたのかもしれせん。
そして意を決して唇に込めるわけです。
(「Secret of my heart」 のCメロが想起される表現で好き笑)
「lf l believe 今 僕の心に告げる
大切にちゃんと君を守って行くように
And l believe you can make it...
If l believe...」
この部分、私には『好きだという気持ちは伝えない』と心に決めたように聞こえるんです。
弱いから守ってあげる、ではなく、いつも味方でいる、というような感じ。
サビの最後の一節が「君ならできると信じてる」ということから大切な「君」へ距離感もってエールを送るような感じ。
恋人の距離感、ていうのもありかもしれないですが最後まで読み進めて私のなかではこうですね…。
さて、まとめです。
冒頭申し上げた
主人公は何を信じようとしているのか…
ですがズバリ歌詞に書いてありましたね。
「君」と「僕」
だと思いました。
「君」へのリスペクトや愛情、様々な感情、それに対してとった「僕」の決断
もし君のことや僕のことを信じることがてきたなら、僕たちのこれからは夏の日差しのように輝いて見えるね…
いつぞややってたドラマで「守ってあげたい」と彼氏に言われた女性が違和感を覚えて破局してしまった…というストーリーがありました。
2023年に放送されたドラマなんですが
現代を生きる女性ならではの感性かな、と。
曲が発表されたのが2003年
ドラマの放送が2023年
倉木麻衣が女性だということを考えると変化ですし、「僕」の言葉だと考えると男性の感性は変わらない、
とも言えますね
ここからわかる倉木麻衣の恋愛観というのは『男性には守ってもらいたい』という事なのかな?
と少しパーソナルな部分が垣間見えて、可愛らしいな、と思いました笑
次回は少し趣を変えて、といっても歌詞の解釈といった点では違いないのですが、「Tonight, I feel close to you」の和訳に挑戦したいと思います。
アルバム「If I Believe」のラストを飾るデュエット曲です。
作詞:倉木麻衣
作曲:大野愛果
編曲:Cybersound
