本作が表題曲となる4枚目のフルアルバムは、2003年7月9日に発売されました。


まず最初にアルバムについて触れさせてください。

「爽やかな夏」

そんなコンセプトにバッチリはまった名盤ではないでしょうか。

個人的にはザ・春の名曲「Time after time ~花舞う街で~」が収録されているのが突っ込みポイントですが笑

発売タイミングがあれなので残念なのですが、前作「FAIRY TALE」に収録された「Feel fine!」と入れ替わっていたらお互い完璧だったのにな…と思ってしまう今日この頃です。

以降は「風のららら」「Kiss」と色濃くなっていく夏の雰囲気。

そして、私の中でこのアルバムへの想いを強くさせる曲が「I don't wanna lose you」です。

曲の冒頭に夕立のSEが挿入されているのですが、これがまた懐かしい記憶を甦らせるんです。


夏の強い日差し

カンカンに熱せられたアスファルト

雷の音

急な夕立

キャッキャと家に駆け込む幼かった私達。

冷房のきいた室内

濡れた体にゾクッとする感覚


急に冷やされたアスファルトから「ジュ~」っと音が聞こえるような独特な匂い、記憶にありませんか?

香ばしいような、焦げ臭いような、埃っぽいような、そんな匂いがこの曲を聴くと思い出され、小さい頃の景色がぼんやり浮かぶんです。

音からよみがえる匂い、その匂いから甦る懐かしい記憶。

ちょっとセンチメンタルにもなるんですよね…。

音楽って素晴らしい…。


さて、前置きが長くなってしまったのと、まだ本題もまとまりきっておらず結構長くなりそうな感じなので…その②へ続く…m(__)m