命を頂く | ココロハレルヤ

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日々ふと感じたこと、思ったこと、考えたことを心のままに書いてみたいと思います

生きるとは

他の命を頂くことだ




ある日
稽古から帰ってくると
台所に紙袋がひとつ

長男くんが
お風呂から出てきて

「カニをもらった」
というので
紙袋の中を見ると
2匹のカニと目が合った

うわぁ
どうしよう

「モクズカニ」
というカニらしくて
ググる

川がになので
二.三日
水道水のなかで
過ごさせて
糞などを排出させるように
書いてあった

早速
ムスメちゃんから水槽を借りて
水を入れ
カニたちを誘導した

自らすすんで
水槽にはいるカニたち

わたしは
興味津々でカニを見つめる

朝夕と
水を換え
見つめる

水を換えるとき
逃げ出そうとする
カニたち

1日経って
突如
思う




川に
逃がそうか





ムスメちゃんに
相談した


「放したところでね
カラスに食べられることもあるやん」

はっ!!!!
そうだよね

うちに来てくれたのも
ご縁なのだ

命が命を繋げることを
教えに来てくれたのか


目からウロコ


そして
三日目の夜


水槽の水を換え
スポンジタワシで
甲羅や手を
よしよしと洗う

尚も
逃げ出そうとする
カニ

そして
水槽から鍋へと
誘おうとすると

今度は
水槽の角で固まり
動かない


水換えのときは
あんなに逃げ出そうとしてたのに
何でかな
すごいな
と思いつつ

仕方なく
手袋をつけ
カニを捕まえる
わたし何を思ってか
甲羅の腹側と背側を挟むように


(当然だけど)
中指が何かに挟まったように
痛みが走る

ぎゃっ

思わず声が出る


気がつけば
立派なカニのツメで
挟まれていた

かなりの力

生きようとする力


とにもかくにも
トングで挟み(挟み返してやった😆)
鍋に水を入れ
置いて蓋して火をつけた

わたしは
念仏を唱える











とても
とても
キレイなゆでガニに
なりました

美味しく
愛しく
頂きました

いつもよりも
いや
この日から

「頂きます」「ご馳走さま」
しゃんと心が伴う

よく噛んで
味わって
感想を述べ
感謝を伝えた


めちゃくちゃ
美味しかったです

味噌も濃厚
身も適度な弾力
甲殻類の旨味・甘味








毎日
毎食
大切な命を
頂くことができて

ありがとう


生かしてくれて
ありがとう






今日も
元気に豊かに過ごします🙋