わたしは
小さな頃
叔父が
「何でも好きなもの買ってあげるよ」
と
言ってくれた
わたしは
大喜びで
マジンガーZの合体できる超合金の
豪華なセットを所望した(笑)
父と
母と
姉が
全力でわたしを止めた(笑)
だけど
わたしは一歩も引かなかった(笑)
おじちゃんが
好きなものって
言ったもん
と
叔父は
顔を真っ青にしながら(たぶん)
「私が何でもって言ったから」
と
買ってくれた
満足したわたしは
2度と
超合金を欲しいとは思わなくなった
小学生になり
スポーツ少年団で
武道をやりたくて
剣道を習いたいと
両親に伝える前
姉に相談した
防具が
めちゃくちゃ高いから
(具体的な金額を提示して)
親が苦労するから
やめな
と反対された
そして
卓球はいいよー
ラケットだけだからー
と
勧められた
わたしは泣く泣くあきらめた
わたしは
本当に
無邪気な子供だったもので
提案され
始めた卓球を
わたしは大いに楽しんだ
卓球も
教えてくれる大人たちとの関わりも
一緒に習う友達との関わりも
3年間
心ゆくまで楽しんだ
それなのに
諦めたはずの
武道への憧れは
ずっと
わたしのなかで育っていって
大学生になったとき
今度は絶対
武道をやるんだって
決めていた
行った大学で
たまたまあったのが
合気道だった
一度
望んで
そのときすぐには叶わないことも
あるけれど
本当の望みなら
諦めたはずの思いが
種となり
密やかに
芽を出し
育ち
ぽんと
花を咲かすこともある
わたしは
すっかり
そのことを
忘れていたんだなぁ
わたしの望みを
聞いてあげて
大切なわたしの
どんな望みも
そして
一緒に
願ったら
手放してゆこう
望むことは
あきらめなくても
いいんだよ
そのときに
必要なものなら
ひとつずつ
わたしが覚えて
叶えていくから
そしてね
こんなに望んでいることさえも
わからないようにしている自分
わからないようにすることで
望んでも叶わなかった悲しみで
苦しむのではないかと思ってるわたしのことを
守ってたんだなぁ
って
愛しい気持ちになったよ
もう守らなくても
もう大丈夫だ
わたしたちは
ずっと
望みの中を
生きているんだ
って
わかったから
思いが
叶ったカタチが
今のわたしなのだから
ひとの心って
ほんとにすごいね
あなたの望みは
何ですか?
わたしと
あなたと
わたしたちのまわりが
幸せな思いで
満たされますように